2008年01月22日

不肖・宮嶋 メディアのウソ、教えたる!




報道カメラマン、
宮嶋茂樹が14歳の子供に向けて語っている。

14歳の世渡りシリーズと銘打たれた本だが、
大人が読んでも十分におもしろい。

なんせあの不肖・宮嶋だ。世界中の危険な現場をカメラ片手に
渡り歩いた男だ。著作も数多く、
本音で語る独特の文章にファンの方も多いと思う。

この本には、情報との付き合い方、
自分の目標を追うやり方が書かれている。

宮嶋茂樹は徹底した現場主義である。
インターネットでの情報を信用せず、

「ほんまいかな、よし、現場行ってみよう」

というスタンスで仕事をしている。

実際に現場で見てみると、
事前の情報と違うということは多い。

ジャワ島で地震が起きたときもさっそく出かけた。
報道では死者は2727人と言われていた。

だが、現地では全く様相が違っていた。
最終的に出た死者・行方不明者の数は669人であった。
自分の目で確かめるには行動が必要で、
真実は行動の先にあるのである。

私たちはテレビでキャスターが言う情報を真に受けてしまうが、
彼らは現場に出ることはない。

スタッフが集めてきた情報をもとにコメントをしているのだ。

それに、クレームやスポンサーへの配慮もあるので、
当たりさわりのないことしか言えない。

それを念頭に入れた上で、自分の考えを持つようにしよう。
決してテレビを権威と考えてはいけない。

将来を悩んでいる子供に、宮嶋は言う。
自分は高校以来、人に悩みを相談したことがない、と。

カメラマンになると決めて、自分で行動してきた。
フリーなので、自分で仕事を見つけて現場に行ってきた。

一流の人間というのは、一人でものを考えて行動する。
友達が必要ないというわけではないが、
決断するのは自分でありたいもの。

この本を通して、宮嶋茂樹というオッサンが、
写真一枚に命をかけているのがよくわかる。

彼は「ペンは剣より強し」ではなく、
「写真はペンより強し」を信じている。

一枚の写真が世の中に及ぼす影響を信じて、
今日も現場で写真を撮っているのだ。

マスコミの裏話あり、日本はイラクよりも危険という話あり、
内容も豊富。おすすめ。




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posted by momo at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 硬派!社会派系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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