椎名誠が昔、京都の八橋のことを
窓際族のおっさんに手渡す京土産としては最高に無難、
というようなことを書いていた。
そうかなあ、八橋おいしいんだけどなあ、と思いつつ。
こちらの本はまさにそんな感じ。可も不可もなく、
読みやすくくせがない。
しかしそれなりにビジネスで必要なことを書いてあり、
わかりやすい。
まさに京都の八橋のような本。
13の短いエピソードと
ビジネスの教訓みたいなことが書かれている。
・沼の中にいた亀が、皆を集めて話をする。
ここの水は年々減っている。
少しずつ陸で暮らすことに慣れておいたほうがいい。
皆はだんだん陸地に上がる時間を増やしていったが、
年老いたバルビーヨは言うことを聞かなかった。
数年後、干上がった沼でバルビーヨは苦しんで死んでいく。
ビジネスにおいても同じだ。ずっと変わらないものはない。
進化し続けるしか生き残る道はないのだ。
・エクゼクティブはなぜゴルフをするのか。
それは、ゴルフがビジネスに共通することが多いからだ。
ゴールを定め、行く先に障害がないかどうかを確認する。
適切な道具を選び、まわりの状態を配慮した上でショットを打つ。
勝負のできはすべて最初の計算にかかっているのだ。
勝利と運は関係がない。全てのステップが正しく実行されれば、
最後にはありがたい結果が得られる。
・ぼろぼろの船で荷物を運ぶ三人の船長の話。
一人は見栄えをよくすることに金をかけ、
もう一人はすべてのものを少しずつ修理した。
最後の一人は、航海にどうしても必要なオールだけに
予算をつぎこみ、ぼろぼろの服、ぼろぼろの帆で港を出た。
果たして、無事にたどり着いたのは三人目の船長の船だけだった。
適切な戦略を立て、賢く仕事をすることが
成功するための法則なのだ。
気分転換に。
朝礼などで引用するにはいいかも。
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