2008年02月15日

新人賞を狙える小説プロット実戦講座




昨日ご紹介した万城目学さんは、
鹿男あをによしがデビュー二作目なんだそうだ。

書けもしないのにえらそうに言うのもなんだけど、
デビュー作だけで消えていく作家さんの多いこと多いこと。

そう考えると、万城目さんの今後がとても楽しみというものです。
楽しい小説、いっぱい書いてくださいな!

まあでも、チャンスをつかまなければ二作目も何もないのである。

小説指南の著作が多い若桜木氏の本。
とりあえず新人賞を受賞しようではないか、というもの。

若桜木氏の通信講座を受講している生徒さんとの対談方式。

この方の書く本はけっこうシビアで、小説を書かない私でも、
どんな風に作家さんが小説を組み立てているのかがわかるようで
とてもおもしろい。

新人賞を受賞するのに必要なことは、何をおいてもまず斬新さ。

作品は、選考委員の目に留まるまでに
下読みと言われる人たちにまず選別される。
その際に、ありふれた作品だとまず、
次の段階に進むことができないのだそうだ。

下読みの段階では、一作にそれほど時間をかけることができない。
いきおい、最初の数ページで落とされることもあるそうなので、
とにかく最初から目を引く設定、書き方をしなければいけない。

しかしがら、ストーリーの展開は
凝ったものを目指さない方がいい。
まずは時系列で書いていくこと。

うんちくを織り交ぜるのもよい。
確かに、知らないことが書かれていると
気になるのが人の性ですねえ。

これ、それ、彼、彼女などの代名詞を多用しない。

主人公が苦労するようにする。
(主人公に都合のいい展開にしない)

さらに、直接的というか即物的ですが、
主人公に走らせることも
お話に動きを持たせるテクニックのようです。

また、気をつけたいのがタイトル。

宮部みゆきの「理由」、東野圭吾の「手紙」。
それぞれ有名な作家さんの本だからこそ評価されるものの、
新人賞の応募でこれではインパクトがなさすぎる。

確かに、山崎ナオコーラの「人のセックスを笑うな」。
これはおもしろいのはタイトルだけという
体たらくでしたしねえ。
タイトルで目立つというのは有効なテクニックみたい。

小説、読むのが好きな方にもおすすめ。
こんな風にお話は作られていくのだという
舞台裏を見る思いになります。




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posted by momo at 13:48| Comment(0) | TrackBack(1) | たまには教養系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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