アマゾンの書評では賛否両論あるみたいだけど、
私は面白かった。
ただ、整理方法の本としては弱いかもしれない。
佐藤可士和という人の経歴をちょっとご紹介。
広告会社の大手、博報堂から独立、
現在は「サムライ」という事務所を開いて活躍中。
キリンの発泡酒、極生の商品開発から広告、
TSUTAYA TOKYOの空間デザイン、ファーストリテイリング、
楽天グループなどで広告やロゴデザインのお仕事をされている。
この本では、これらの仕事が
どのような発想で行われたかが書かれていて、
広告をしかける裏側の様子がわかる。それが面白かった。
佐藤可士和は整理好きである。
彼のオフィスも、来た人がびっくりするくらい
シンプルでモノがない。
モノを整理する時間がもったいないという人がいるが、
整理されていないと余計に無駄な時間がかかることが多いと
著者は考えている。
彼が物事を整理する視点は3つ。空間、情報、思考だ。
彼はかばんを持ち歩かない。
持って歩くのは携帯電話、鍵、カードケース、小銭。これだけ。
メモやペンは必要なときに借りればいい。
クレジットカード二枚と札が数枚あればお金は十分。
もちろんかばんがないと仕事ができないという人もいるだろうが、
不要なモノを思い切って切り捨てることも重要である。
捨てるためには優先順位をつけることが大切。
この本の中では、本質を捉えるということが
繰り返しか書かれています。
一番重要なものをまず決めることで、
モノも情報も仕事も、整理ができると著者は考えているようです。
情報を整理するときも同じ。
彼の仕事は広告、アートデザインだが、
最初にすることはクライアントが
何を本当に望んでいるかを理解することだ。
要望の本質が理解できるとビジョンが見えてくる。
発泡酒の極生のコンセプトは、「安いビール」ではなく、
「新しいお酒」という発泡酒独自の価値を確立すること。
そう決まったときにシンプルなデザインで、
「現代的なライトな飲み物」というイメージを
打ち出すことができたそうです。
思考はまず、言語化することから整理が始まる。
ユニクロのNY店のデザインを決めたとき、
社長が日本のブランドであることを強調したいと言ったのが
印象的だったそうだ。
他にも、ユニクロは服を完成品として提供するのではなく、
部品にしたい。
組み合わせは買った人が決めればいい、というコンセプトがあった。
これも本質を捉えるということにつながるけど、
社長と時間をかけて話をして、
NY店にはカタカナを配したデザインを施した。
モノの整理術というよりは、私たちが触れるロゴやデザインが、
どんな思考の元に作られているのか。
一流のデザイナーの頭の中をのぞいてみると思えば興味深く読める。
時間があれば読んでみてもいいかも。
こちらのブログがあなたのメールBOXに届きます。
平日日刊・メルマガだけの前フリも好評です♪
★blogランキングに参加しています★

