僕は普通のサラリーマン。
普通が難しいこの時代、なかなか十分じゃないかとは思う。
だけど、友人とセレブが集まるパーティに出た日、
自分がみじめに感じられて、泣きながら眠ってしまった。
翌朝起きてみると、奇妙な化け物が部屋にいた。
ゾウの顔、二本の手、そして関西弁。
「ガネーシャやがな。タバコ、吸うてもええ?」
ガネーシャと名乗るそいつは、インドの神様だった。
ガネーシャは聞く。「覚悟、でけてるわな?」
成功したいと、僕はガネーシャに泣きながらすがったらしい。
酔っ払っていたから覚えていない。
しかし、ニュートンも、ナポレオンも、
ビル・ゲイツも育ててきたというガネーシャと、僕は契約を結んだ。
ガネーシャの言うことを聞くこと。聞かなかったら、
もう一生夢なんか見ずに後悔しながら死んでいく。
そんな契約だ。
ガネーシャは、一日ひとつ、僕に課題を出す。
靴を磨く。募金をする。食事を腹八分におさえる。
会った人を笑わせる。トイレ掃除をする。
その日頑張れた自分をほめる。
決めたことを続けるための環境を作る。夢を楽しく想像する。
運が良いと口に出して言う。明日の準備をする。
身近にいる一番大事な人を喜ばせる。誰かのいいところをほめる。
プレゼントをして驚かせる。
ガネーシャが何度も強調するのは、実行しろ、ということ。
僕は今まで何度も自己啓発書を読み、
変わろうとするがすぐに忘れてしまっていた。
そのことを皮肉られ、奮起し、
時にはガネーシャと殴り合いをしながら僕は課題を実行していく。
そうやって主人公が成長していくという話なのだけど、
こういう書き方をしてもこの本の魅力は十分には伝えられない。
この本の魅力は、ガネーシャという神様の強烈な語り口と個性だ。
タバコが好き、パチンコ大好き。
パチンコ玉をもらうために美女に変身する。
あんみつが好き。関西弁。ちょっと類を見ない神様である。
関西弁がいい。こんな感じである。
「ええか?自分が成功したかったら、その一番の近道は、
人の成功を助けること、つまり…愛やん」
そして、僕の成功を助けてくれたガネーシャは最後に言う。
「そやかて、無理すんなや。
成功目指して頑張る自分もええけど、
ビール飲んでほっぺた赤くして絡んでくる自分も、好きやで。
成功だけが人生やないし、理想の自分あきらめるのも人生やない。
ぎょうさん笑うて、バカみたいに泣いて、世界を楽しんでや」
成功だけが人生ではない。
しかし、成功したいと思ったら、
いろんな自己啓発書を読むだけじゃなくて、やってみよう。
実行しよう。
周りの人を笑わせて、楽しいことをして、
自分をほめて成功しよう。
私、この本を毎日少しずつ読み返すことにしました。
テンション上がるんだ。
ガネーシャ大好き!
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