ロベルト・カルロス。
サッカーのブラジル代表として
10年以上活躍したスーパースター。
そのロベルトに、直接取材をして書かれたという本です。
ブラジルのコーヒー農園で働く貧しい一家に、
小さな男の子が生まれました。
男の子の名前はロベルト・カルロス。
喜んだお父さんは、ロベルトに
サッカーボールをプレゼントしました。
ブラジルでは、それは珍しいことではないのです。
やがて、お父さんが町で仕事を見つけ、家族は引っ越すことに。
トラック運転手になったお父さんが、
ある日ロベルトとお姉ちゃんを呼び出して言いました。
「家族のために、仕事をしてくれないか?」
ロベルトは学校が終わると工場で働きます。
サッカーができなくて悲しんでいると、
お父さんがまた、ロベルトに言いました。
「世の中は、好きなことだけをして生きていけないんだ。
それに、サッカーを続けていれば、
お前にはもっとつらいことが待っているんだよ」
お父さんは、そう言いながらも近所のサッカーチームに
ロベルトを誘ってくれました。
ロベルトは小さかったので、
周りにはねとばされないように、
いつもお父さんのそばでプレイをするように
気を使ってくれていました。
となりの町のクラブの先生が、ロベルトの才能を見出してくれ、
ロベルトは、プロの選手になることを決意します。
「家を出たら、誰もお前を守ってやれないよ」というお父さんに、
ロベルトは「はじめる前からあきらめるのはいやだ」と
返事をしました。
体が小さく、体重も軽いので、
みなにはねとばされてしまうロベルト。
しかし、ロベルトは毎日毎日、みんなが練習を終えても、
休みの日でもボールをけり続けました。
スター選手になったロベルトは、子供たちに語ります。
「だれよりもがんばった子には、必ず、勝利を幸せが訪れる。
今何かが足りなくても、自分が弱く、小さく感じても、大丈夫。
思いやゆめが強ければ、きっと願いはかなう」
イラストもかわいらしく、
漢字には全部ふりがなが打たれています。
小学生くらいのお子さんにもきっと楽しんで読んでもらえる一冊。
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