そうだ。デューク更家さんも言うておる。
現代人は疲れたとよく言うが、脳が疲れているだけ。
体が疲れていることが少ない。
歩こう。歩くのは運動ではない。
がむしゃらに歩かなくていい。
一日一万歩なんて考えなくていい。
メタボ?そんなの意味ないじゃん。
健康なら、体のサイズなんてどうでもいい。
デュークさんが歩くことを研究し始めたのは、
お母様が亡くなったことがきっかけになったそうだ。
お母様は肝硬変と診断され、
医師から歩くことをすすめられました。
膝を痛めても歩き続け、その結果、
ちょっとした事故で車椅子に乗る生活を余儀なくされました。
気落ちされたお母様は、
そのまま衰弱するように亡くなられたといいます。
デュークさんは、一日一万歩などという、
ウォーキングをがむしゃらにすすめるやり方には反対しています。
無理してはいけないし、何より、
悪い姿勢で歩き続けて体を壊してしまったら元も子もない。
歩くことは人類に共通する、ごくごく普通の動作。
それを意識して、正しい姿勢で行うことで、
むちゃくちゃに量を歩かなくても
運動効果は得られるというのが本書の主張です。
まず、きれいに立つ。体の重心をまっすぐおろせるように、
・右足のかかとに重心を乗せ、次に右足の親指に重心を移動
・左足でも同じことを行う
こういう動作をしてみることがいいと言っています。
これだと、会社でコピーをとるとき、
電車に乗るとき、台所に立って。
いつでも実行できますね。
次に歩き方。
かかとから足を下ろし、足の小指、
次に親指に重心を移動させながら歩く。
おへそを中心に、上半身は引っ張られるように、
下半身はぶら下がるように意識する。
よく、ウォーキングの時には腕をふるようにと言われますが、
これもデュークさんはすすめてはいません。
ひじをまげず、腕を後ろに引くやり方がいい。
胸筋が開いて、胸をはった状態をキープできるのだそうです。
この本を読んでいると、肩の力がすっと抜けました。
無理しなくていい。ウォーキングと気張らなくていい。
いや、気持ちの問題ではなく、
実際に体を緩める方法なんかも図説で書いているわけです。
こう、腕を前に上げて、
肘鉄を食らわせるような感じで腕を引きながら
「ガッ」と言ってみたり、
この方ならではという説明も楽しい。
春からウォーキングを始めてみよう。
そう考えておいでの方、ぜひご一読どうぞ。
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