2008年05月16日

今日もベランダで




ふじのはるかさんは漫画家。
そのふじのさんがはまっているガーデニングについて書いた本。
漫画、イラストも多いけど文章も多い。半々くらいかな。

ふじのさんは漫画家なので、基本的に家で仕事をしている。
担当者さんと家族に会うくらい。
そういう対人ストレスのない生活をしていた。

それが一念発起。ガーデニングを縁にして、
いろんな人と出会うために家を飛び出していきます。

ふじのさんはマンション住まい。
ベランダ一面に植木鉢を置いて花を育てている。

花が大好きみたいだ。
私みたいに食べるものしか作らない人間には追いつけない(?)、
きれいなものを愛する気持ちというのがよく書かれている。
高尚だ。うらやましい。

彼女がはまっているのはクリスマスローズ。

ガーデニングというと、きれいな花、
優雅な時間みたいなイメージが私にはあったんだけど、
書かれていることの地味なこと。

ふじのさんはクリスマスローズの株(苗のことか)を購入し、
ベランダで育てる。
花が咲くまでは2年から3年かかるのだそうだ。
開花間際の株は、そうでないものに比べて10倍くらい値段が高い。

値段の問題だけではなく、「葉も美しい!」
「咲くのを待つのが楽しみ」とあるから、
園芸家の方たちというのはとても地道な作業を
楽しんでされているのだなと思う。

クリスマスローズの愛好家たちのコミュニティをネットで探し、
いろんな方に会いに行く著者。
花に伝染する病気をもらうという悲しい事件もあったが、
たいていは花を愛している優しい人ばかり。

お互いに株分け、タネ分けを楽しんでおられるのだが、
このシーズンに取れない株は来シーズンに分けてあげる、など、
やっぱり気の長いお話が自然にされているのがほほえましい。

花を地道に愛する姿にもいやされるが、
文章で書かれているガーデニングに影響される
著者の内面もまた興味深い。

花を育てることに人生を重ね、悲しいことにも喜びにも、
執着せずに過ごしたいという哲学的な一文も。

いや、そんな理屈はええですわ。

花を愛する人たちの庭、ベランダ。いいもんです。
また、すずめに部屋を開放している人の話も出てくるんだけど、
かわいらしいなあ、小鳥って。

読んだらついつい園芸店に行きたくなる。そんな一冊。






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posted by momo at 09:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活、ほっこり系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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