お笑い芸人、千原ジュニアさんの自伝。
文章がへたくそなのは、芸能人の本にありがちなご愛嬌として
さくさく読んでいきましょう。
この人、中学2年でひきこもりになったそうですね。
進学校になじめず、家庭内で暴力さえ振るう荒れた毎日を過ごした。
15歳のとき、4歳年上の兄からお笑いを一緒にやろうと誘われる。
兄はお笑いの養成所に通っていたのだ。
養成所で、初めてネタをやるのだが、これが大いにウケる。
人を笑わせる快感を覚えた彼は、
ひきこもっていた部屋を出て舞台に立つことを決意する。
しかし、それ以降は全く笑いをとれない日々が続く。
西成で暴れたり、ナンパをしたりしながら過ごす。
約3年間、彼らは全く評価されることがなかった。
18歳で、だんだんとテレビに出られるようになる。
20歳。売れっ子になった。この辺のエピソードが面白い。
住所がいつの間にか知られ、ゴミを盗まれるようになった。
ある日郵便受けから給与明細が盗まれる。
吉本は郵送するみたいですね。
その後日、神戸であったイベントで、ファンから質問が飛ぶ。
「給料はいくらもらってるんですか?」
素直に答えるわけにもいかず、
逆に客席に問い返す。「いくらだと思いますか?」
すると、まさにそのままの金額が客席から返ってきたそうだ。
犯人が会場にいたというわけだ。
有名税というけれど、こういうことがあると
芸能人の方も恐ろしいだろうなあ。
23歳。大阪で付き合っていた彼女に別れを告げて東京に出る。
大阪でのような人気はない。
26歳。仕事の帰り道、バイクに乗っていた彼は大事故に遭う。
顔の形が大きく崩れてしまう。絶望する彼の元に、
たくさんの人が訪れて励ましの言葉をかけてくれる。
明るく、笑わせようとしてくれる。
彼は病院で思った。
「今まで、自分が面白いと思うことだけを
やればいいと思っていた。
分からない人はそれでいいと思っていた。
だけど違うのではないか。
自分が面白いと思うことを伝えるのも優しさ。
人を笑顔にすることはすばらしい。
もう一度、お笑いがやりたい」
そうして、手術を繰り返し、リハビリを受け、
彼は今テレビに出ている。
文章がやや自己陶酔気味なのはこれまたご愛嬌としておこう。
トータルしてみると、生真面目な青年のいい話ではある。
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