2008年05月28日

エイリアンの地球ライフ





泉流星さんの本を読むのはこれで二冊目になる。
一冊目は「僕の妻はエイリアン」という本だった。

妻は高機能自閉症、アスペルガー症候群である。
見た目は普通。
なのに、時々強烈に違和感を感じることをやらかす。

前作は、そんな奥様との生活を書いた本だった。
今回の本は、同じ症状に苦しむ人への
アドバイスのような内容になっている。

彼女は見た目は普通である。だが、日常生活を送るのが困難だ。
人との会話がうまくいかない。いわゆる空気を読むというのが、
彼女にとっては絶望的に難しいらしい。

そんな彼女が、コミュニケーション力を高めるために、
公的な相談機関を利用することを提案している。

精神保健センター、いのちの電話などに相談する。
あらかじめ「話をするのが上手ではない」ということを伝え、
考えや感情を整理する手伝いをしてもらうことができる。

また、彼女はストレスからアルコール依存症にかかり、
一時は生死も危ぶまれたほどそれが悪化した。

精神科医に偏見を持たず、
早いうちから医者に行くことを彼女はすすめている。

中には、人の言葉を悲観的に受け取る人もいるので、
気になることはきちんと聞いたほうがいい。
専門ではないから、という意味合いのことを、
拒絶されたと思いこむ例もあるようだ。

診断がおりたら、数人の人にそれを知ってもらっておくと良い。

学校の先生、上司など、進路に関わってくる人。
日常生活で接点のある大切な相手、信頼関係を築きたい相手。
カウンセラーなどの支援を求める相手。

自分が受け入れられる素地を作るのには役立ちそうだ。

妻が直接関わることが多い相手は夫だが、
ご夫婦の間でも理解のためにたくさんの工夫をされている。

自分の感情をうまく表現できない妻が、
バラエティーグッズの店であるものを買ってきた。

仮装大賞という番組がありますよね。あれの採点板。
ボタンを押すと縦に並んだランプが
下から順番についていくやつです。

機嫌がいいときはボタンをたくさん押す。
そうじゃないときは少しだけ。
うまく感情を表せない妻の、いい意思表示方法になっている。

この本、語り手は夫になっていますが、書いているのは妻、
つまり奥様ご本人なんです。

奥様が夫になりきって妻を観察した、という作りになっている。
ややこしや〜!

正直に言うと、そういう発想そのものが
エイリアンのもののように私には思える。
なんというか、びっくりした!!って感じ。

理解のために、きっと一助にはなるはず。興味深い本です。







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posted by momo at 14:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 世間話、時事ネタ系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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