がばいばあちゃん関連で何冊目なんだ、この本。
洋七さんもなかなかひっぱるなあ。
そう思いつつも、読んで気分の悪くなる本ではない。
それならいいかと手にとって、
案の定泣いたり笑ったりしながら読了。
「愛する女房も愛する旦那も心配せんでええ。
みんな誰かに嫌われとる」
洋七さんいわく、自分が人生でかかわる相手なんてたかだか200人。
世間の目といっても、考えてみれば200人程度のことなのである。
誰だって皆に好かれるわけにはいかないのだから、
楽しく前向きで、過去にとらわれず生きていけばいい。
「人がコケたら遠慮せんと笑え。自分がコケたらもっと笑え。
人はみんな滑稽なもんやから」
辛いときこそ笑ってみせる。余裕ができて、
他人が失敗したときにも優しくできるはず。
「うちは明るい貧乏や。しかも先祖代々の由緒ある貧乏や。
胸を張って生きていけ」
がばいばあちゃんの魅力はこういうところだと思う。
常識で考えるとつらいこと、悲しいこと、
落胆してしまうことでも、発想を変えて明るく話してしまう。
洋七さんの通知表の成績が1と2ばかりだったことに対しても、
「1でも2でも足したら5になる。大丈夫。人生は総合力や」
ははは!いいこと言うなあ!総合力か。
洋七さんは言うのだよ。
ニートといわれる子達は外に出てみたらどうだろう。
案外世間は怖くないと思うかもしれない。
「人生思うようになったらおもろない」
がばいばあちゃんも言ってることだし、
失敗なんてたいしたことじゃないみたいですよ。
上手にできないことがあっても大丈夫。
総合力ですよ。総力戦ならなんとかなる。
実際洋七さんも、一時はまったく売れなくなって
軽いうつのような状態になったそうだ。
だが、がばいばあちゃんの言葉を思い出して、
いつも前向きにがんばっていた。
後半、洋七さんが若手芸人に対して思うことを述べているのだが
これが私には意外におもしろかった。
今の若い芸人さんは、
箸が転んでも面白い世代の女の子ばかりにうけて、
しゃべりの技術を身につけていない。
人がしない発想でしゃべって人を楽しませる技術を身につけなければ、
テレビに浪費されてしまうだけだ、と。
これには全く同感。お笑いがおもしろくない背景だと思う。
芸人さん、がんばりなよ。洋七さんをみてごらんよ。
がばいばあちゃんというネタで、
切り口を変えてしゃべり続けて飽きられず儲けている。
がばいばあちゃんの話をホラだという人もいるが、
それでもええんです。
人を楽しませる。これってけっこう大事だと思うわけよ。
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