2007年06月03日

仕事の禁句変換辞典




言いたいことを全部言っていいなら、人生どれだけ楽だろう。

ビジネスシーンで、言いたいことを婉曲に、
言いたくないことも角がたたずに言えるようにするための
「変換」辞典

それとなく伝える技術、いくつかご紹介します。

・締め切りを守ってもらうために。
「全幅の信頼を寄せておりますので、
○月×日をメドにお願いします。」

信頼を寄せていることをアピールするのがポイント

・規則を守らせたいときに。
「お気持ちはわかるのですが、一度いっしょにやってみましょう。
お教えしますから。」

規則がよくわからないので、ついつい自己流になってしまう人向け。

わざと規則を無視する人には、
「優秀な方ですから、本当は簡単なんですよね。」
と相手のプライドをくすぐる。

担当者に問題があって、取引先からクレームがあがったとき。
「皆さんに育ててもうらうということで、
このまま進めさせてもらえませんか?」

この者が適任ですので、という一言も忘れずに。

次は人物表現編。

・統率力に欠けるリーダー
「静かなリーダー。」

部下に信頼を置いているという意味に理解してみてはどうだろうか。

・常識知らずな人
子どもの心を残した人。」

急にかっこよく思えてくる、かな?

・とんちんかんな行動を繰り返す人
「情熱的に取り組む人。」

情熱的にとんちんかんな行動を繰り返されちゃあ、
まわりも大変ですね。

・なんでも他人に頼む人
「周囲を巻き込む力がある。」

人物編はけっこう読んでて面白い。
こんな人いる、と思うのと、
まあそういう見方もできるか、というあきらめに似た
乾いた笑いが出てくる。

モノは言いよう。
役に立つ本ですが、実際に使ってみるときは
表情にも気をつけてくださいね!




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となりのクレーマー




クレーマーの定義とは。

・通常では苦情といえないものを大げさに騒ぎ立てる。
・一回のクレームで複数の事象を取り上げる、連続技を持つ。
・相手とのやりとりを、「苦情ゲーム」として愉しんでいる。
・恐喝にはいたらないが、対応に困るような脅しをしかけてくる。
・訴え先が一箇所ではなく、関連先全てが対象になる。
・家族もクレーマーと認めている。

読んでる人間としては面白かったです。
でも、実際に対処したらたまらないだろうなあと思う。

著者は大阪デパートにお勤めで、
客のクレームに対処する部署に勤めている。
その著者が、今までの体験からクレーマーの定義、
対処法などを教えてくれる。

体験談をひとつご紹介。

店頭に、見た目からコワイ系、
いわゆるヤクザのような人がやってきた。
宝石店、眼鏡店などに置いてある無料の洗浄器で、
ペンダントを洗ったところ、
先についている石が取れたのだという。

石は彼の申告によると、1カラットのダイヤモンド

質入するので、どうしてもなおしてほしいという。
質屋があいている7時までがタイムリミットだとごねはじめる。

時間は夕方の5時ごろ。

もともと無料で使わせるものなので、
店が責任を取る必要はないはずなのだが、
風体が恐ろしくて店員はつい、その男の言うことに
「対応」してしまう。

押し問答の途中、男が「車を動かしてくる」という。
路上駐車しているのだ。

そこで、店員の機転により、ペンダントを男に返す。
もし、預かったままだと、帰ってきたときに
「石をすりかえられた。1カラットのダイヤを返してもらおう」
とつけこまれる原因を自ら作ってしまうことになる…。

他にも、説明を聞いて買って帰ったはずのコンロの使い方を間違え、
傷ついいたテーブルを弁償しろという人、
店員の言葉じりをとらえて何度も呼び出す人、
もうめちゃくちゃである。

そんなクレーマーへの対応策は、

・非があれば真摯に謝罪する。
・感情を抑え、話をきく。
・性格にメモをとる。

何より、こちらが正しいと思うことは譲らないことが大事みたいだ。
真摯に、礼儀正しく、時には相手の懐に飛び込み、
こちらの正当性を理解してもらう。

今、学校に対して、
子供が窓を割ったのは校庭に石が落ちていたから。
学校が悪い」なんて言ってくる親がいるんだそうです。

常識が通用しない相手というのは、確実に増えているみたい。

実体験で、例も豊富、しかも楽しく読めるし、
対応策のなどのまとめ方もうまい。
新書というサイズもいい。通勤のお供にオススメの一冊。



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2007年05月22日

萌えるアメリカ




犬夜叉という漫画をご存知でしょうか?
高橋留美子の作品ですが、
これ、アメリカでものすごい人気があるんだそうです。
犬夜叉マニアなる人たちもいるんだとか。

漫画=子供のものというイメージのあった北米市場で、
日本の漫画を紹介し、浸透させた男性の体験記。

大学を卒業したものの、就職する気がなく、
アメリカで放浪生活をはじめた著者。

あるきっかけで小学館の社員と出会います。
日本の文化をアメリカに紹介したいと思っていた著者は、
日本の漫画をアメリカで流通させてみたいと
思うようになります。

アメリカの漫画は、そのころまだ子供向けのものが多く、
日本のストーリー漫画が入り込む土壌はなさそう。

しかし、徐々に日本のアニメ作品などが輸入されつつあり、
小学館の協力を得て、
ビズ・コミュニケーションという会社を興します。

苦労したのが、日本の漫画は右から開くが、
アメリカンコミックは左から開くという根本的な違い。
これに対し、印刷を反転させるという方法を編み出します。

折からアメリカはコミックブーム。
アメリカンコミックバブルというもので、
たくさんの出版物が世に出ました。

そんな中、カムイ外伝、舞、エリア88の3冊が、
第一号として出版され、人気を得ることができました。

しかし、バブルが終焉すると発行部数は伸び悩み、
苦しい状況に陥ります。

もう一度チャンスが来たのは、
ポケモンのブームがアメリカで起きたこと。

それに乗って、
少年ジャンプをSHONEN JUMPとしてアメリカで発行。
漫画本ではなく、雑誌としては冒険的な試みでした。

流通の複雑さ、
ストーリー漫画というものが全くない市場での奮闘ぶり、
アメリカの漫画愛好者たちの姿。
普段あまり知らないアメリカの一面を見ることができます。

と同時に、日本の漫画ってやっぱりスゴイ!と
なんだか誇らしい気分になれる。

アメリカ人が、日本のサラリーマンが電車で漫画を読んでいる
のを子供っぽい、などと言うらしいですが、
ふふ、日本の漫画は大人が読んでもおもしろいのさ、
なんてほくそえんだりして。



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2007年05月15日

スティーブ・ジョブズ神の交渉術




交渉術、とあるが、
交渉術を学ぶ本ではない。
こんなの、一般人がまねしたら仕事をなくしたあげく、
親類縁者妻子友人から絶交されるのがオチではないだろうか。

アップルの創始者であり、現在のCEOである
スティーブ・ジョブズ氏のビジネス人生を俯瞰し、
彼がどのようにビジネスを行ってきたかを書いた本書。

完璧主義者で、どんなささいなことでも
把握していないと気がすまない。
自分が主人公でなくてはならない。
どんな交渉も、相手が譲歩するのが当たり前だと思っている。
強烈な人物です。

では、エピソードをご紹介。

アップルの創始者でありながら、
一度はアップル社を追われるジョブズ氏。

復帰の機会を用意してくれたのは、前CEOのアメリオ氏である。

ジョブズ氏が作った赤字だらけの会社のOSをアップルに採用し、
巨額の報酬をもって特別顧問の肩書きを彼のために用意した。

しかし、復帰したジョブズ氏はクーデターを起こし、
彼をアップル社から追い出す。

そして、彼が行っていたアップル社の経営改善が
うまくいったのを見ると、
自分の手柄として大々的に発表する。

また、彼がかかわった会社として有名なのは、
ファインディング・ニモなどのディズニー映画のCGを作った
ピクサーという会社だ。

最初、制作費を出してもらう代わりに、
キャラクターグッズなどの収入を放棄していたピクサーと
ディズニーの契約を、
強引に変更させる。

自分がいやだと思ったことは、
契約事項に書かれていても気にしない。

契約内容は変わるものだと言わんばかりに
強引に交渉に持ちこむ。

アップル社内で、ソフトを開発するときにも
社員には不眠不休、完璧を要求する。
反抗しようものなら、翌日出社したときには
その社員の席はない。

こんな一種の恐怖政治で社内を統制します。

しかし、その強引な手法でさえ、
彼のカリスマ性を引き立たせる理由になる。

自分の思ったこと、要求することを厳密に、
徹底的に追い求める情熱。
それってすごいことだし、
プレゼンにおいて人を巻き込んでいく原動力になる。

アップル社の歴史、社内の風土もよくわかる。
まねはできないけど、こうやって
自分の人生を切り開いていくのも格好いいなあ、
なんて嘆息できる一冊。

ああ。鬼畜、独裁者なんて思いながら読んだけど、
やっぱりジョブズ氏の魅力には逆らえないみたいだ。



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人を動かす 火事場の鉄則




つい数年前までは、
社員をどうやって辞めさせるかが悩みの種だった企業が、
最近では辞めさせないために必死になっているみたいです。

そんな中、部下育成、
リーダーシップに関して書かれた本をご紹介。

コンサルタントが書いたものではなく、
実際に現場でチームをまとめていた人が書いているので、
納得できる論が多くおもしろかったです。

著者はニューヨーク市消防局、FDNYの大隊長。
危険な現場でいかに部下を統率するかが書かれています。

FDNYでリーダーになる人たちには、
下記のようなことが徹底されます。

それは、「真っ先に飛び込み、最後まで残れ」ということ。

命をかける仕事だからこそ、率先垂範して飛び込み、
部下の安全を確保するのがリーダーの仕事です。

どんな危ないことになっても、絶対リーダーは自分を見捨てない。
こういう信頼がないと、消防士たちは安心して仕事ができません。

それを大前提とした上で、どうやって部下を育成するのかに
紙面が割かれています。

・部下を指揮し、共通の目標に向かって努力させる。

・組織の伝統、文化、価値に影響を与え、
共通の目標のために部下をひとつにまとめる。

・指導と助言によって、部下の成長と向上を助ける。

・目標、優先事項、期待をはっきり伝えあうための下地となる
人間関係を築く。

こう、リーダーシップを定義しています。

部下に信頼を置き、権限を委譲する。
雑用をやらせ、何事にも自分が決定権を持っていないと
気がすまない上司は、かえって部下のやる気をなくさせる。

部下と話をするときに、一方的に話しかけるのではなく、
自分の言っていることが理解されているかを意識し、確認する。

努力が必要な目標を設定させ、取り組みを見守り、
フィードバックを与える。
この際に、失敗しても不要にしからないことが必要である。

自分の感情と向き合い、部下に感情をぶつけないように
コントロールする。

ああ、こんな上司がいたら理想だなと思える。

1章ごとに監修されている方のまとめが入ります。
ボリュームがあって、
ビジネス書を二冊読んでいるようなお得な感じ。

やや自己主張が強すぎる感もあるので、読み飛ばして、
サルカ氏(著者)の文章だけを読んでももちろんいいと思います。



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投資信託選びでいちばん知りたいこと




投資信託がブームらしい。

資産運用に興味があるけど、株は難しそう。
その点投資信託は、
1、小額(一万円)からはじめられる
2、比較的リスクが小さい
3、プロに任せておける

こういうイメージがあるように思います。
投資信託=初心者向け、みたいなこと書いてる雑誌もあるし。

確かにそれは正しい。
でも、だからといって
投資信託が簡単な資産運用の手段であるとはいえません。

確かに、一万円からはじめられるけど一万円だけ購入したって
お金は増えない。
資産運用の基本は、運用によって得られた利益を
再投資することが基本です。

近頃、分配金が得られるタイプの投資信託がありますが、
そのお金を再投資しないと意味がないそうです。

また、投資信託はリスクが少ないと思われがちですが、
冷静に見てみるとそんなものばかりでもないらしい。

一口に投資信託といっても中身はさまざま。
株式投資するもの、債権に投資するもの、
また、国内であったり海外であったり、
投資の対象によってはリスクが高いものもある。

その内容を把握するのも大変なこと。

この本では、投資信託を運営する
ファンドマネージャーの情報を集めることが大事といっています。

アメリカでは、ファンドマネージャーが
自分の資産をどれだけその投資信託に投資しているか
公表している。

日本ではまだそこまではわからないことが多いので、
運営会社の純資産から、
その会社のファンドマネージャーがどの程度の資産を
運用した実績があるかを調べればいいそうです。

実際に、自分がどれだけのお金が必要か、
どれくらい増やしたいのか、
どの程度投資資金を用意できるか、
いろいろなパターンで投資信託を選ぶ方法を
詳しく教えてくれている。

モーニングスター社の宣伝っぽくもありますが、
自分の資産運用の第一歩としてはわかりやすい一冊かと思います。

投資資金を持っていない私でも、大変楽しく読めました。
ははは。悲しい。



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2007年04月27日

はじめよう!ドロップシッピング




去年辺りから、
ドロップシッピングなる言葉がきかれるようになりました。

さて、では、ドロップシッピングとは何ぞや?

この本の著者の方は、実際にカレーのドロップシッピングで
成功されている方です。

カレーを作る会社(もしくはお店)がある。
そこで、インターネットでの販売をしたいと思っているが、
ノウハウがない。

著者が、インターネット上のショッピングモール楽天
お店を立ち上げ、販売を請け負う。
注文、顧客対応は著者、製造、発送はカレーを作る会社。

このように、インターネット上で販売のみをすることを
ドロップシッピングというそうです。

もともとアメリカで誕生した手法で、
これで生計を立てている人も大勢いるみたい。

アフィリエイトと似ていると思う方が多いみたいですが、

アフィリエイト=売値の数パーセントが報酬として支払われる
ドロップシッピング=売値を販売者が決められるので、
利益が大きい

こんな違いがあるみたいです。

在庫なしで販売するので、リスクはほぼゼロに近い。

といっても、販売をするのにはそれなりの苦労が伴う。

その努力から得た、商材の選び方
顧客対応など、細かく書かれています。

商材を選ぶのは、
「単価が高い」「リピートされる商材である」
ことが大事みたい。

粗利率が40%くらいとれる商材でないと難しいそうです。

自分で、商品を提供してくれる製造元を探すのが一番いいが、
最近では商材をそろえて提供してくれるサービスもあり、
おすすめの一覧が載っています。

ドロップシッピングに興味がある、これからはじめてみたいと
いう方にはいい入門書ではないでしょうか?



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2007年04月04日

「3年目社員」が辞める会社 辞めない会社




現在、厚生労働省の調査によると、
新卒で入社した社員が3年で辞める割合は
35.7パーセントだそうです。

就職活動も大変だけど、
企業だって採用にはそれなりの時間とお金をかけている。
じゃあどうして、たったの3年で社員が辞めてしまうのか?

理由を、この本では5つに分けて分析しています。

1、打たれ弱い型
これは読んで字のごとく、そのままの理由です。
社会に出て、いろいろなストレスに対応できずに辞めていく。

2、もんもん型
いわゆる「自分探し」をしてしまうタイプ。
この仕事が自分に合っているのか、考え込んでしまうタイプ。

3、聞いてないよ型
教育関連の仕事だと聞いて入社してみれば、
高価な教材の営業をさせられたり、
考えていた仕事と違うというパターン。

企業が、採用の際にいい条件だけを提示する
「厚化粧採用」に原因があることが多いそうです。

この「厚化粧採用」、
見抜けない学生にも問題があるかもしれませんが、
やっぱり意味のないことだとこの本では言っています。

4、自分革命型
自分に正直に、などもっといい仕事を探す。
2のタイプに似ているかも。

5、次のステップアップ型
キャリアを積むことを目標に、
より自分の目的に合った会社を捜す。

これらを防ぐには、企業の育成力が大事です。

単純な仕事でも一生懸命やっていれば、
そのうち大きな仕事ができる。

こういう観念は今の新卒社員にはない。
なぜなら、同じ会社に一生いられる保証がないことを、
たとえば身内のリストラなどで
現実として捕らえているからだ。

そこでは、社員に成長実感、存在意義を感じさせることが大事。

自らの目標を設定させ、計画を実行させる。
失敗をしても、計画の再チェックをさせ、改善策をとる。

よく、「社員からアイディアを募るのに、何も出てこない」
という経営者がいるが、
社内には「やったもん負け」という雰囲気が
漂っていることが多い。

アイディアを出す→責任をとらされる
→忙しさだけ倍で、失敗したら責任をとらされる 
という悪循環。

これからの企業は、社員の育成力こそが企業力といえる。

どうでしょう、
あなたの会社にはあてはまるところがありますか?



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2007年03月23日

女職人になる




引き出しの中には
100円均一で買ってきた文房具が入ってて、
家具だって適当な工業製品という我が家。

でも別に不自由はしてない。
安いものに囲まれているけど、
安くたってそんなに変なものがないのが今の日本だもの。

そう考えると、
職人であるということの大変さが
なんとなくわかる気がした。

手間隙をかけて、よいものを作る。
継承された技術を学び、また伝えていく。

こういうことがあんまり
報われる現在ではないように思えたからだ。

そんな職人の世界で生きる女性たちをレポートした本書。
なんだか、とてもきれいな世界で、
週末などにじっくり読むといい気分転換になりそうです。

江戸切子、結城紬、東京手描友禅、
和裁、京竹工芸、陶芸、
和菓子、岩谷堂箪笥。

これらの伝統工芸の世界で生きる女性たちに
インタビューして、
どうしてこの世界に入ったのか、
女性であることの良い点、悪い点などを丁寧に書いています。

その中で、岩谷堂箪笥について
ちょっと書いてみようと思います。

岩谷堂箪笥というのは、岩手県の伝統工芸。
あめ色の和箪笥で、きれいに彫刻された金具がついています。

鈴木さんは以前はウエイトレスとして働いていました。
それが、自分が生きていた何かを残したい、と考え、
箪笥屋さんに転職します。

最初は彫金がやりたかったそうなのですが、
げんのう(彫る道具)が重くて扱えず、
木工を手がけることになります。

彫金ほど力がいらないとはいえ、
木工も大変なんじゃないかと私は思う。
実際、重いものも多いので、箪笥作りは男性の仕事、
という考えが根強い。

それでも、無理なところは男性に頼むなど、
分業制である箪笥作りでは
それほど不利にはならないそうです。

何年もかかって、ようやく習得する技術ですが、
ちょっとしたチェストでも30万円はする岩谷堂箪笥は
そんなに売れるものではない。

鈴木さんは会社勤めなので
一人暮らしができる」程度の収入はありますが、
工賃は決して高くはないんだそうだ。

他の職人さんも、この点が一番厳しいみたい。

鈴木さんの場合は、最初から収入がある程度ありましたが、
基本的に
「教えてもらっている」弟子の時代には給料は出ない。

経済的な理由で修行を断念する人も多いのがこの世界だとか。

でも、好きだから、とがんばっている人たちはたくさんいる。

そう考えると、こういう世界にもっと
補助をしてもいいんじゃないかと思う。
議員さんの飲料水にバカ高いお金を払うくらいならね。



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2007年03月15日

ちょっとアホ!理論



最近、思考がやや
下降気味だった私ですが、
この本でかなり回復しました。

ちょっとアホ!
これより素敵なことがあるだろうか、世の中。

著者は、ヒューマンフォーラムという会社の社長さん。
スピンズという古着屋さんを展開している会社です。

ワゴン一台からはじめた会社が軌道に乗り、
そこから社長、出路さんの苦悩が始まります。

会社は順調。自分は商売に気が乗らなくなって、
隠居ジジイになってしまう。

これではいかんと、モーレツ社長に変身。
さまざまなセミナーに出かけ、経営計画をたて、
会議を繰り返し、
部下には報・連・相を徹底させる。
報・連・相とは、報告、連絡、相談の略。

おりしもアパレル業界は、
差別化こそが生き残る道というかけ声のもと、
どの会社もブランド獲得に必死になっていました。

もちろん、出路社長も、
好きでもない高級ブランドの担当者に頭を下げ、
店に高級感を出すよう指示します。

そんな必死の仕事振りは、裏目裏目の結果を生んでしまう。

低迷する売上、増える経費、のしかかる借金

社長も、胃潰瘍をわずらってしまいます。

追い詰められて、出路社長は開き直ります。

「これからは楽しいか、楽しくないかを判断の基準にする!」

会議も、差別化も、楽しくないからやめちゃった!

その代わり、楽しいことを徹底してやりはじめます。

店頭での、一種奇妙なイベント。
アフロでやってきた人、
アフロのかつらをかぶってくれた人に
割引するイベントや、
アパレル業界では誰もやらない呼び込み、チラシまきなど。

その甲斐あって、業績はV字回復を遂げます。

商売だから儲からなきゃ楽しくない。
でも、楽しくやることで、
結果的には他の店にはない個性を出すことができた。
店員さんが楽しそうなので、自然にやってくる人が増えた。

オリジナルなものをお客さんは求めているんだろうか」
「いくらオリジナルでもお客さんが買ってくれな意味ないやん」
「お客さんが買ってくれるんやったらいいやん!」

そうやって、自然に顧客のニーズに応えることができたのです。

この会社、楽しそうだなあ。
社長がアツイし、仕事も一生懸命、遊びも一生懸命。
ちょっとアホ!なことが毎日いっぱい。

かしこく数字を追っているより、
ちょっとアホになった方が売上は伸びた。
ちょっとアホ!スーパーサイヤアホ!になってしまおう!!

スーパーハイテンション。読みやすくて元気が出るビジネス書。
これはオススメです。



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本番に強くなる!奇跡の「ゆる呼吸」」




「ゆる」が
ひそかに流行しているのをご存知でしょうか。

からだをリラックスさせる=ゆるめること。
このからだをゆるめることが、
心身ともに健康になれる秘訣であり、
人間が本来持っている能力を発揮することにつながる。
こんな考え方です。

健康法の本もありますが、今回は、ゆるを利用して、
いざというときに最高のパフォーマンスを演じる秘訣を
紹介してくれています。

確かに、本番に強い人、弱い人というのはいる。
たいてい、
「精神力の違い」「精神力を鍛えろ」
なんて言葉で片付けられてしまいますが、
では精神力とはいったい何ぞや。

お父様が武道家であったことから、
小さい頃から闘いに勝つことを研究してきた著者。

その著者が、闘いに最終的に勝つためには
精神力が必要だと悟ります。
(そのためにやくざの出入りに参加したそうだからスゴイ)。

そして、精神力と言われるものにある
3つの要素を理論化しました。

・静力(せいりょく) 落ち着き、冷静でいられる精神力
・熱力(ねつりょく) やる気、闘志
・鋭力(えいりょく) 的確で合理的な判断、鋭利な集中力

戦国時代の三武将でたとえるとわかりやすい。

比叡山を焼き討ちした織田信長は熱力の人。
人間心理を読むことに長けた豊臣秀吉は鋭力の人。
幼少時代を人質という過酷な環境で過ごした徳川家康は
静力の人。

本番では、この3つの力が
ピークに達するのがベストな状態といえるそうです。

ですが、この力はそれぞれ相反するもの。
盛り上がっているときに、
冷静な判断を下せないという経験をお持ちの方は
多いと思います。

では、どうやったらいいか。

精神力は、「気」の力である。
それをコントロールするのがゆる呼吸なのです。

からだをゆるめ、体の軸を知る方法、ひとつご紹介します。

椅子にすわったまま、
もぞもぞ(口に出しながらがいいらしい)動いてみる。

動いてみて、気持ちがいいところで落ち着く。
これが軸なのだそうです。

軸をまっすぐにして机に向かい、仕事をしてみてください。
きっと、普段よりいいパフォーマンスが得られるはず。

本書では、詳しく呼吸方法などについても説明されています。
最高の自分を引き出してみたい方、ぜひ。




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2007年03月05日

理屈はいつも死んでいる




著者はユニ・チャームの創始者の方です。

ユニ・チャームというと
男性にはあんまり縁のない会社かもしれません。
女性用生理用品や、
赤ちゃん用のオムツが主力の会社だからです。

女性用の生理用品って、
今はとてもおしゃれなパッケージになっています。
コンビニの棚に並んでいても、違和感なく買える。

でも、以前は薬局でしか買えず、
しかもひっそり買っていく人が多かったのだそうです。

しかし、必要なもので、別に病気というわけでもない。

アメリカで、生理用品がスーパーマーケットで売られて、
「まるでポテトチップスを買うように」
買っていく女性たちを見て、
日本でも同じように売ってみたい、と思うようになります。

ただ、男性が製品を開発するのは大変なことで、
実際に湿らせた試作品を下着につけて寝てみたり、
苦労を重ねたそうです。

データなどではなく、常に体感してみる、
現場に身を置いて見るというのが
仕事の基本だと、この本では言っています。

仕事をするのに、頭はよくなくていい。
何度失敗しても、体験し、手足を動かし、
そこからヒントを見つける。
そうすることこそ、本当の仕事。

仕事に没頭することは決しておかしいことではない。
自分に向いている仕事ではなく、
やるべきことを一生懸命にやる。

部下を持ったら自分の心配をしてはいけない。
常に部下に心を配ってあげるのが上司の仕事である。

人は短期で育つものではない。
長期雇用で、ゆっくりと育てていくことで
本当の仕事ができる人間になる。

ユニ・チャームが生理用品をどのようにして
日本の市場に送り出したか。

幼児用オムツの開発の苦労話。
と同時に、経営者としての心得を説いています。

就職氷河期世代の私としては、
「こんな経営者がほんとにいるんだなあ」というのが感想。

会社はあてにならない、会社にとって社員は切捨てできるもの、
なんて、ちょっとすさんだ考えを持っているものですから。

ホワイトカラーエグゼンプションや、
偽装請負問題などで、労使間の緊張が
かつてないほど高まっている日本。

この本を読んで、古きよき日本的経営って
こんな感じなのかなと感じました。

松下幸之助氏の著作などが好きな方にはオススメかも。



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2007年03月04日

図説 BRICS経済




世界の経済について知りたい!
特に新興諸国の経済について、大まかに俯瞰できる本が欲しい。

そんな方にぴったりの一冊。

Bricsとは、ブラジル、ロシア、インド、中国
頭文字をとった言葉。
経済的に発展する新興諸国をまとめてこう呼びます。

今、投資信託の売れ行きが好調で、
特にこのBrics関連のものは
発売と同時に購入希望が殺到するのだとか。

私もちょっと調べてみたのですが、
今ひとつどれがいいのかわからないままです。
いいものがあったら教えてください。

それにしてもいいよなあ。
日本は、貧しくはないけど、景気は頭打ちだし、
なんだか閉塞感があるけど、
地球上にこんなエネルギッシュに成長している地域があるって。

これらの地域に共通していることは、
広い国土と人口の規模が大きいこと。
特に、労働者人口の多いことが成長に大きく寄与しています。

また、ブラジルは石炭や鉄鉱石、
ロシアは原油、
インドは石炭、ボーキサイト、
中国も石炭、鉄鉱石、原油など、
天然資源も豊富です。

これらの国は、中国を核にして貿易関係が深まっています。
ブラジルもロシアもインドも、
対中貿易額が年々増えてるんだな。

特にブラジルは、対日貿易よりも
対中貿易に力を入れているみたいです。

そんな中、日本は、資源価格の高騰により、
貿易的にはマイナスをこうむるみたい。

でも、全体的に見ると、新興諸国が経済力を持つとことで、
日本製品を輸出できることで
プラスの効果のほうが大きいようです。
日本車、売れてるもんねえ。

それぞれの国の分析もなされていますが、
ページを多く割いているのはインド。

インドの経済成長は、ここ数年目を見張るものがあります。
IT産業はもちろん、映画、ヨガなどの文化的な産業も
世界に受け入れられつつあります。

そんなインドの成長を阻害するものは、
所得格差の大きさとカースト制度。

それでも、携帯電話自動車の普及が進んでおり、
中産階級の人々の増加は止まりそうにはありません。

2010年から2015年には、
潜在成長力が中国を上回りそうだという予測もあり、
インドがこれからの世界経済で大きな役割を果たす
のは間違いありません。

データが豊富、解説も詳しい。
投資信託、買う前にこの一冊をぜひ。



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2007年02月26日

「困った人」とのトラブルに負けない対処術




身の回りにいる
「困った人」を分類して、
対処する方法について書かれた本。

そこそこ人生をいきていると、
絶対に避けて通れない困った人との遭遇に、
どれくらい役に立つものなのか。
ちょっと読んでみましょう。

まず、困った人の分類。

・状況型困った人
・戦略型困った人
・天然型困った人

おおまかにわけて、この3つに分かれるそうです。
下手をすると、複合型なるもののあるそうなので、
冷静に見極めることが大事みたい。

状況型困った人、というのは遭遇率が高そうです。
違反切符を切られた、遅刻しそうだ、
家庭でもめごとがある、歯が痛い…。

なんらかのトラブルを抱えていて、本来はいい人なのが、
状況的に困った人になるというのがこのタイプ。

このタイプには、冷静に対応することが大事。
聞き上手になることは負けることではない、と言い聞かせて
話をきいてあげ、解決できるポイントを見出しましょう。

戦略型困った人は、ビジネスマンにとっては厄介な相手。
強気に出る、高圧的な態度に出ることが
問題の解決に役立つと思い込んでいるタイプ。

商談中に、「この条件でなければ契約はできませんよ」
「ルールですから」などという言葉を使うのがこのタイプです。
また、人を見下す態度をとることもあります。

ああ、苦手だあ!
このタイプには、非難することなく、話をする。
冷静に冷静に、「これではよい結果は出ないでしょう」なんて
言い方がいいみたい。

相手はわざとそういう態度をとっているのであって、
同じ土俵に上がってあげた上で、
ルールに乗っ取って攻略すると効果あり、ってことかな。

大変そうなのが、天然型困った人。

常に威張っていて、頑固、気難しい、人をののしる、
失礼なことを平気でいう、こういう人たまにいる。

このタイプには、
自分の立場を明確にすることで対抗しましょう。

私は怒鳴られる必要性がない。
今後この態度を改めないようであれば付き合いを絶つ。
一方的に命令されるいわれはない。

毅然とした態度で、
力のバランスを拮抗させるのがコツのようです。

事例が豊富なんだけど、事例と、
解説がうまく整理されていないので、ちょっと読みにくかった。

もっとシンプルな構成、文章でよかったなあ。



これであなたも読書通!話題の本をほぼ日刊でご紹介。
http://www.mag2.com/m/0000176248.html

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2007年02月08日

夢をかなえる仕事術




専業主婦から
フラワーアレンジメント、ウエディングプロデュース
会社を興した女性のエッセイ。

マーサ・スチュワートというアメリカ人の女性に憧れ、
花で結婚式をプロデュースすることが彼女の夢になりました。

自宅でお花の教室を開いていたところ、
生徒さんから気になる一言が。
「近くのスポーツクラブが、
先生のイメージにぴったりですよ」。

そこで彼女は、飛び込みで営業をします。
企画なんてたてたこともなく、営業ももちろん初めて。

クラブ側もおもしろいと思ったみたいで、
仕事を始めることができました。

事業資金の借り方もわからず、
時には家計からの持ち出しで花代を払っていたといいます。

そんなとき、彼女はどうしたか。

きっとなんとかなると明るく考えて、
目の前の仕事を精一杯する。
そうすると、本当になんとかなる。

まあ、こんな感じで、実際の起業の厳しさとか、
そういうシビアなエッセイではありません。

でも、いろんな起業家の方の本と
共通することがたくさんあります。

とにかく、目の前の仕事を一生懸命やる。

お金を大事にする。

お金はたくさんくるところに集まってくるから、
お金の種(ある程度まとまったお金)
になるまで無駄遣いしない。

たまったお金はとどまらせず、
投資など、役に立つことに使う。

やりたいことはどんどん人に言う。

チャンスはためらいなくつかむ。

子どもが不登校になったり、
子育てとの両立に悩まれた時期もあったようですが、
「仕事をさせてもらっている、ありがたい」という気持ちで
乗り切った、と言っています。

没頭できること=好きなこと、夢。
それが見つかったら、とにかく熱中して、一生懸命やる。

なんだか、ちょっと違うかもしれないけど、
内館牧子さんが脚本家になった時の
エッセイを思い出しました。

やりたいことが見つかっても、うまくいく保証がない。

そんな気持ちでぐずぐずしちゃってるときに、こういう、
「保証なんてあとからついてくるさ!」みたいなエッセイは
元気がもらえていい。

さらっと読めるので、ちょっと足踏みする前に読んでみて。



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2007年01月24日

定時に帰る仕事術




最近話題の
ホワイトカラー・エクゼンプションですが、
皆さんはいかがお考えでしょうか。

私は賛成でもあり、反対でもある。
自分の仕事を、自分の好きな時間の範囲でできれば、
女性にとってはとても働きやすい環境であると思います。

ただ、問題は本当にそれを会社が許してくれるのか、
だと思っています。

自分の仕事だけを終えればいいのか、
そもそも自分の仕事の範囲を自分で決めることができるのか。

それが明確にならないうちは、
この制度が形だけのものになるのは目に見えていますね。

アメリカで導入されているこの制度。
もともと個人主義が強く、
自分の仕事の範囲がとても明確であることが下地になっているそうです。

そんなアメリカで発売された、
自分の仕事を本来の勤務時間内で終えるためのノウハウ本をご紹介。

定時に仕事を終えるために、まず最初にすることは
「優先事項を決めること」。

プライベートなことも含めて、
何を目標にするのか明確にすることが大事。
仕事以外の大事なことも、きちんと認識すべきだといっています。

それから、目標を細かく決めること。
達成すべきことを決め、そのためにすること=作業を決める。

大きなプロジェクトこそ、小さいステップに分けて、
ひとつずつ達成していけるようにしたほうがいいんだそうです。

これってけっこう大事みたいですね。
どんな本にも書いてあるけど、
こういったことを決める時間を持たないことが、
かえって仕事の効率を落とすみたいです。

おもしろかったのが、無駄な時間の削減方法。
自分のデスクに人がたちよって、
「ちょっと時間がある?」なんて話しかけてくること、ありますよね。

そんなときは、
「今は○○をしているから、5分しか時間がとれなません」
「1時間後になら少し手が空くけど」などと、
自分は仕事中であることを伝える。

おもしろいかったのは、自制の方法の紹介。

仕事にかかる前に、タイマーをかけてだらだら仕事をしない。
自分が「ノリがよくなる」時間帯を見つけて、
その時間に難しい仕事を集中させる。
締め切りが近づくまで仕事を先送りしない。

ワーカホリック(仕事中毒)にならないのも自制の方法のひとつ。

長時間働くのではなく、毎日コツコツ働くことこそ、
本当の仕事の効率化である。
仕事以外の人生にも目をむけ、大切にしよう。

多少アメリカ的ではあるものの、参考になる箇所も多い。
人生>生活>仕事。
ほんと、そうですよね。



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2007年01月13日

魔法の発音 カタカナ英語




こ、これはいい本を見つけてしまった。
とにかくお気に入りの一冊です。

日本人は、英語の文法はよく知ってるけど
会話ができないと言われています。

実際に海外に行って、思っていたより英語が通じず、
「やっぱり受験英語じゃだめなんだ」と
がっくりした経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

学校で何年も勉強してるのに、なぜ?

それは、発音の違いだとこの本では言っています。

LとRは日本語では同じラ行で発音しますが、
英語ではまったく別の音。

このように、英語は日本語よりも子音が多く、
これを聞き分けたり発音するのはとても難しいそうです。

長年日本語を使ってきた脳は、
英語の発音を的確に捉えることはできない。
それだったら開き直って、カタカナ英語に徹底してやろう。

ただ、普通のカタカナ英語とはちょっと違う。
聞こえるままに、カタカナで表したらもっと通じるはずだ。

たとえば、Animalは、私たちは「アニマル」と習いました。
でも、実際の発音は「エネモウ」。
おおっ、ほんとに英語っぽい。

こんな感じでたくさんの例文が載っています。

そこで簡単なクイズです。
これらの英文はどういう意味でしょうか。

1、テンキュ
2、セイーラゲン
3、ハオユ
4、アカパカーフィ プリーズ

答えは

1、Thank you. ありがとう
2、Say that again. もう一回言ってください
3、How are you? お元気ですか?
4、A cup of coffee, please. コーヒーをください

こんな感じで習ってたら、もう少し人生変わってたかな?

他にも、
病院は、ホスピタルではなく「ハスペロウ」。
紙は、ペーパーではなく「ペイポ」。
写真は、ピクチュアではなく「ペクチョ」。

確かに。それっぽく聞こえますよね。
自分で言っててなんだかかっこよく思えるこの小気味よさ。

今年こそは英会話!なんて目標をたてた方、
この一冊からはじめてみてはいかがでしょうか。



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2006年12月20日

サラリーマンは2度破産する





最近の新書のタイトルの付け方には感動する。
もうここまでくると、コピーライターのワザと言いたいですね。

サラリーマンは2度破産する。
このタイトルもいいですね。
1度でも大変なのに、2度ですか。

では、いつ破産するのか。

それは、
子供の教育費が大きな負担になる、高校、大学への進学時期。
・老後(住宅ローンが残っている場合)

じゃあ、どうしたらいい?

収入がたくさんあること=生活が豊か、貯蓄が多いわけではない。
貯蓄の多い家の特徴は、

・将来のイメージが明確で、夫婦で共有してる。
・必要なお金は先にとっておく習慣がある。
・モノを買うとき、比較検討が徹底してる。
・上手に運用している。
・長期的に考える。

このように、長期的視野を持って、
たくさんお金がいる時期に備えることが必要。

そう、この本は、サラリーマン、破産と
過激な言葉をタイトルにしてますが、内容はいたって堅実、地味。
節約、ライフプランのたてかた。これが本書の中身です。

節約するべき大きな支出は、一般的な家庭ではやはり住宅ローン
生命保険といえそうです。

住宅ローンを組むときには、返せる額を借りるべきであって、
借りられる額を借りてはいけない、とのこと。
確かに。

また、生命保険についても詳しく説明してくれています。

んんん?
ここまで読んで気がついたんだけど、これって私が大好きな
「すてきな奥さん」に載ってることじゃないか。
(すてきな奥さんは主婦向けの月刊誌です)

また、会社で福利厚生がしっかりしているところは
なるべくそれを利用しよう、とも。
住宅ローンなども会社のものを利用するといいそうです。

収入を増やす手段として、オークションで不用品を売るとか、
投資をしてみようとか。

著者はあんまりくわしくはないみたいで、
後ろのほうにちょこっと、おまけみたいに記述してます。

編集部の入れ知恵&ページ数のつじつまあわせ大作戦に
見えちゃうのが悲しい。

男性の方にはきっと目新しい内容だったんですよね。

でも、これだったらすてきな奥さんのほうが、
おいしいレシピや、収納ワザなんかも載っててお得ですよ。

もっとも、タイトルにだまされて変な本を買わないのが
一番の節約なんですよね。
それは間違いない。



それにしても、この本男性には評価が高いみたいですね。
家計のやりくりの基本書が新書になったという点では画期的なのかな。




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2006年11月24日

風雲児たちが巻き起こす携帯電話崩壊の序曲 




この本が出たのが2005年12月。
約1年前です。
その当時の携帯電話に携わる業界のことを詳しくまとめた一冊。

本書は、ソフトバンクの孫氏が、
総務省にしかける「戦い」から始まります。

携帯電話の電波って、総務省が管理してるんですね。
管理していて、許可の出た周波数を携帯キャリアが利用している。

そこに、ソフトバンクも参入させろ、
というのが孫氏の主張でした。

通信がスムーズな800メガヘルツ帯を割り当ててもらうために、
孫氏は新聞広告でこう主張する。
「使用者の声は圏外ですか」。

免許を持っているキャリア(ドコモ、auなどの携帯会社)が
市場を独占しているせいで、
消費者は割高な料金を払っている、というもの。

当然既存の業者は面白くない。
彼らにしたら、そこまでインフラに投資してきた自負があるからだ。

だが、彼らに対抗する新勢力はソフトバンクだけではなかった。

免許制の周波数を使う通信ではない、
携帯通信のシステムが新しく立ち上がろうとしている。

それはインターネットを使う、IP電話だ。

駅の構内とか、一部の飲食店とか、
そういったところでしか使えない無線LANを、
どこでも使えるようにする。
携帯がどこでもつながるように。

その事業に取り組んでいたのがライブドア。

東京電力系のパワードコムと提携し、
電信柱を使った無線LANのシステムを作ろうとする。

インターネット電話の携帯端末ができると、
携帯電話よりも安い値段で、
電話を使えることになるそうです。

スカイプというソフトがありますが、
使われてる方いらっしゃいます?

うちは実家が遠方なので、興味があるんだけど、いかんせん、
実家がインターネットにつながっていないという…。

でも、無線LANが各所で使えるようになると、
スカイプ端末を持ち歩けば、
誰でも無料で通信ができるようになる。
こんな未来図もあるみたいです。

本の中ではまだ、ソフトバンクのボーダフォン買収や
ライブドアの失墜の話は出てきません。

(しかし、この本が出たたった2、3ヶ月でこんな大きな
動きがあるなんて、編集部も思ってもみなかったでしょう。)

番号ポータビリティなどで注目される通信業界ですが、
その内実を知るのにはもってこいの一冊。

孫氏の0円広告に、なぜあれほど反感が集まったのか。
この本を読むとわかる気がします。



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売上げがぐんぐん伸びる「笑顔」の法則




モノを作れば作るほど売れた時代は終わり。
商品がいいのは当たり前。
何かスペシャルなモノが、売るためには必要。

そのスペシャルなモノとは、人。
お店に訪れたお客様に、いかにモノを売るか。

笑顔コンサルタントの肩書きの著者が、
いろいろな店舗を改善してきた実績から語る、
売上アップの方法論です。

ただ笑っていればいい、という精神論的な本ではありません。

店舗を訪れて、デジカメで様子を撮影する。

すると、普段は気がつかない雑然とした様子が、
実はお客様の目についていることに気がつく。

たとえば、レジ周りの書類。
テープカッターについたセロテープのあと。
統一性のないごみ箱

こういったものをきれいに整頓することで、
仕事の能率を上げ、社員が働きやすい環境にすることが第一です。

自然に笑顔がこぼれ、お客様ともアイコンタクトを取りながら
コミュニケーションがはかれる店舗。
これが、売上が伸びる店だそうです。

著者が理想とするのはディズニーランドの接客。

確かになあ。
ひねくれものの私。遊園地なんかではしゃがないぞ!
なんて意地張ってても、
ランドに入るとなんだかうれしくなってしまうもん。

著者いわく、普通の会社だといかめしい印象の
警備員の方でも、そこでは笑顔なんですって。

ディズニーランドが日本でオープンするとき、
日本側はキャストの数を3000人で試算したそう。
これでないと採算が取れないと。

でもディズニー側は、一万人体制でしか許可を出さなかった。
キャストの負担が増えると、ディズニーランドのあの楽しい
空間は演出できないということでしょうか。

整理整頓、笑顔の徹底、いい笑顔を作るための顔面ストレッチ

年末商戦に向けて、何かヒントが得られるかも。



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