2007年04月27日

はじめよう!ドロップシッピング




去年辺りから、
ドロップシッピングなる言葉がきかれるようになりました。

さて、では、ドロップシッピングとは何ぞや?

この本の著者の方は、実際にカレーのドロップシッピングで
成功されている方です。

カレーを作る会社(もしくはお店)がある。
そこで、インターネットでの販売をしたいと思っているが、
ノウハウがない。

著者が、インターネット上のショッピングモール楽天
お店を立ち上げ、販売を請け負う。
注文、顧客対応は著者、製造、発送はカレーを作る会社。

このように、インターネット上で販売のみをすることを
ドロップシッピングというそうです。

もともとアメリカで誕生した手法で、
これで生計を立てている人も大勢いるみたい。

アフィリエイトと似ていると思う方が多いみたいですが、

アフィリエイト=売値の数パーセントが報酬として支払われる
ドロップシッピング=売値を販売者が決められるので、
利益が大きい

こんな違いがあるみたいです。

在庫なしで販売するので、リスクはほぼゼロに近い。

といっても、販売をするのにはそれなりの苦労が伴う。

その努力から得た、商材の選び方
顧客対応など、細かく書かれています。

商材を選ぶのは、
「単価が高い」「リピートされる商材である」
ことが大事みたい。

粗利率が40%くらいとれる商材でないと難しいそうです。

自分で、商品を提供してくれる製造元を探すのが一番いいが、
最近では商材をそろえて提供してくれるサービスもあり、
おすすめの一覧が載っています。

ドロップシッピングに興味がある、これからはじめてみたいと
いう方にはいい入門書ではないでしょうか?



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2007年04月04日

「3年目社員」が辞める会社 辞めない会社




現在、厚生労働省の調査によると、
新卒で入社した社員が3年で辞める割合は
35.7パーセントだそうです。

就職活動も大変だけど、
企業だって採用にはそれなりの時間とお金をかけている。
じゃあどうして、たったの3年で社員が辞めてしまうのか?

理由を、この本では5つに分けて分析しています。

1、打たれ弱い型
これは読んで字のごとく、そのままの理由です。
社会に出て、いろいろなストレスに対応できずに辞めていく。

2、もんもん型
いわゆる「自分探し」をしてしまうタイプ。
この仕事が自分に合っているのか、考え込んでしまうタイプ。

3、聞いてないよ型
教育関連の仕事だと聞いて入社してみれば、
高価な教材の営業をさせられたり、
考えていた仕事と違うというパターン。

企業が、採用の際にいい条件だけを提示する
「厚化粧採用」に原因があることが多いそうです。

この「厚化粧採用」、
見抜けない学生にも問題があるかもしれませんが、
やっぱり意味のないことだとこの本では言っています。

4、自分革命型
自分に正直に、などもっといい仕事を探す。
2のタイプに似ているかも。

5、次のステップアップ型
キャリアを積むことを目標に、
より自分の目的に合った会社を捜す。

これらを防ぐには、企業の育成力が大事です。

単純な仕事でも一生懸命やっていれば、
そのうち大きな仕事ができる。

こういう観念は今の新卒社員にはない。
なぜなら、同じ会社に一生いられる保証がないことを、
たとえば身内のリストラなどで
現実として捕らえているからだ。

そこでは、社員に成長実感、存在意義を感じさせることが大事。

自らの目標を設定させ、計画を実行させる。
失敗をしても、計画の再チェックをさせ、改善策をとる。

よく、「社員からアイディアを募るのに、何も出てこない」
という経営者がいるが、
社内には「やったもん負け」という雰囲気が
漂っていることが多い。

アイディアを出す→責任をとらされる
→忙しさだけ倍で、失敗したら責任をとらされる 
という悪循環。

これからの企業は、社員の育成力こそが企業力といえる。

どうでしょう、
あなたの会社にはあてはまるところがありますか?



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2007年03月23日

女職人になる




引き出しの中には
100円均一で買ってきた文房具が入ってて、
家具だって適当な工業製品という我が家。

でも別に不自由はしてない。
安いものに囲まれているけど、
安くたってそんなに変なものがないのが今の日本だもの。

そう考えると、
職人であるということの大変さが
なんとなくわかる気がした。

手間隙をかけて、よいものを作る。
継承された技術を学び、また伝えていく。

こういうことがあんまり
報われる現在ではないように思えたからだ。

そんな職人の世界で生きる女性たちをレポートした本書。
なんだか、とてもきれいな世界で、
週末などにじっくり読むといい気分転換になりそうです。

江戸切子、結城紬、東京手描友禅、
和裁、京竹工芸、陶芸、
和菓子、岩谷堂箪笥。

これらの伝統工芸の世界で生きる女性たちに
インタビューして、
どうしてこの世界に入ったのか、
女性であることの良い点、悪い点などを丁寧に書いています。

その中で、岩谷堂箪笥について
ちょっと書いてみようと思います。

岩谷堂箪笥というのは、岩手県の伝統工芸。
あめ色の和箪笥で、きれいに彫刻された金具がついています。

鈴木さんは以前はウエイトレスとして働いていました。
それが、自分が生きていた何かを残したい、と考え、
箪笥屋さんに転職します。

最初は彫金がやりたかったそうなのですが、
げんのう(彫る道具)が重くて扱えず、
木工を手がけることになります。

彫金ほど力がいらないとはいえ、
木工も大変なんじゃないかと私は思う。
実際、重いものも多いので、箪笥作りは男性の仕事、
という考えが根強い。

それでも、無理なところは男性に頼むなど、
分業制である箪笥作りでは
それほど不利にはならないそうです。

何年もかかって、ようやく習得する技術ですが、
ちょっとしたチェストでも30万円はする岩谷堂箪笥は
そんなに売れるものではない。

鈴木さんは会社勤めなので
一人暮らしができる」程度の収入はありますが、
工賃は決して高くはないんだそうだ。

他の職人さんも、この点が一番厳しいみたい。

鈴木さんの場合は、最初から収入がある程度ありましたが、
基本的に
「教えてもらっている」弟子の時代には給料は出ない。

経済的な理由で修行を断念する人も多いのがこの世界だとか。

でも、好きだから、とがんばっている人たちはたくさんいる。

そう考えると、こういう世界にもっと
補助をしてもいいんじゃないかと思う。
議員さんの飲料水にバカ高いお金を払うくらいならね。



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2007年03月15日

ちょっとアホ!理論



最近、思考がやや
下降気味だった私ですが、
この本でかなり回復しました。

ちょっとアホ!
これより素敵なことがあるだろうか、世の中。

著者は、ヒューマンフォーラムという会社の社長さん。
スピンズという古着屋さんを展開している会社です。

ワゴン一台からはじめた会社が軌道に乗り、
そこから社長、出路さんの苦悩が始まります。

会社は順調。自分は商売に気が乗らなくなって、
隠居ジジイになってしまう。

これではいかんと、モーレツ社長に変身。
さまざまなセミナーに出かけ、経営計画をたて、
会議を繰り返し、
部下には報・連・相を徹底させる。
報・連・相とは、報告、連絡、相談の略。

おりしもアパレル業界は、
差別化こそが生き残る道というかけ声のもと、
どの会社もブランド獲得に必死になっていました。

もちろん、出路社長も、
好きでもない高級ブランドの担当者に頭を下げ、
店に高級感を出すよう指示します。

そんな必死の仕事振りは、裏目裏目の結果を生んでしまう。

低迷する売上、増える経費、のしかかる借金

社長も、胃潰瘍をわずらってしまいます。

追い詰められて、出路社長は開き直ります。

「これからは楽しいか、楽しくないかを判断の基準にする!」

会議も、差別化も、楽しくないからやめちゃった!

その代わり、楽しいことを徹底してやりはじめます。

店頭での、一種奇妙なイベント。
アフロでやってきた人、
アフロのかつらをかぶってくれた人に
割引するイベントや、
アパレル業界では誰もやらない呼び込み、チラシまきなど。

その甲斐あって、業績はV字回復を遂げます。

商売だから儲からなきゃ楽しくない。
でも、楽しくやることで、
結果的には他の店にはない個性を出すことができた。
店員さんが楽しそうなので、自然にやってくる人が増えた。

オリジナルなものをお客さんは求めているんだろうか」
「いくらオリジナルでもお客さんが買ってくれな意味ないやん」
「お客さんが買ってくれるんやったらいいやん!」

そうやって、自然に顧客のニーズに応えることができたのです。

この会社、楽しそうだなあ。
社長がアツイし、仕事も一生懸命、遊びも一生懸命。
ちょっとアホ!なことが毎日いっぱい。

かしこく数字を追っているより、
ちょっとアホになった方が売上は伸びた。
ちょっとアホ!スーパーサイヤアホ!になってしまおう!!

スーパーハイテンション。読みやすくて元気が出るビジネス書。
これはオススメです。



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本番に強くなる!奇跡の「ゆる呼吸」」




「ゆる」が
ひそかに流行しているのをご存知でしょうか。

からだをリラックスさせる=ゆるめること。
このからだをゆるめることが、
心身ともに健康になれる秘訣であり、
人間が本来持っている能力を発揮することにつながる。
こんな考え方です。

健康法の本もありますが、今回は、ゆるを利用して、
いざというときに最高のパフォーマンスを演じる秘訣を
紹介してくれています。

確かに、本番に強い人、弱い人というのはいる。
たいてい、
「精神力の違い」「精神力を鍛えろ」
なんて言葉で片付けられてしまいますが、
では精神力とはいったい何ぞや。

お父様が武道家であったことから、
小さい頃から闘いに勝つことを研究してきた著者。

その著者が、闘いに最終的に勝つためには
精神力が必要だと悟ります。
(そのためにやくざの出入りに参加したそうだからスゴイ)。

そして、精神力と言われるものにある
3つの要素を理論化しました。

・静力(せいりょく) 落ち着き、冷静でいられる精神力
・熱力(ねつりょく) やる気、闘志
・鋭力(えいりょく) 的確で合理的な判断、鋭利な集中力

戦国時代の三武将でたとえるとわかりやすい。

比叡山を焼き討ちした織田信長は熱力の人。
人間心理を読むことに長けた豊臣秀吉は鋭力の人。
幼少時代を人質という過酷な環境で過ごした徳川家康は
静力の人。

本番では、この3つの力が
ピークに達するのがベストな状態といえるそうです。

ですが、この力はそれぞれ相反するもの。
盛り上がっているときに、
冷静な判断を下せないという経験をお持ちの方は
多いと思います。

では、どうやったらいいか。

精神力は、「気」の力である。
それをコントロールするのがゆる呼吸なのです。

からだをゆるめ、体の軸を知る方法、ひとつご紹介します。

椅子にすわったまま、
もぞもぞ(口に出しながらがいいらしい)動いてみる。

動いてみて、気持ちがいいところで落ち着く。
これが軸なのだそうです。

軸をまっすぐにして机に向かい、仕事をしてみてください。
きっと、普段よりいいパフォーマンスが得られるはず。

本書では、詳しく呼吸方法などについても説明されています。
最高の自分を引き出してみたい方、ぜひ。




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2007年03月05日

理屈はいつも死んでいる




著者はユニ・チャームの創始者の方です。

ユニ・チャームというと
男性にはあんまり縁のない会社かもしれません。
女性用生理用品や、
赤ちゃん用のオムツが主力の会社だからです。

女性用の生理用品って、
今はとてもおしゃれなパッケージになっています。
コンビニの棚に並んでいても、違和感なく買える。

でも、以前は薬局でしか買えず、
しかもひっそり買っていく人が多かったのだそうです。

しかし、必要なもので、別に病気というわけでもない。

アメリカで、生理用品がスーパーマーケットで売られて、
「まるでポテトチップスを買うように」
買っていく女性たちを見て、
日本でも同じように売ってみたい、と思うようになります。

ただ、男性が製品を開発するのは大変なことで、
実際に湿らせた試作品を下着につけて寝てみたり、
苦労を重ねたそうです。

データなどではなく、常に体感してみる、
現場に身を置いて見るというのが
仕事の基本だと、この本では言っています。

仕事をするのに、頭はよくなくていい。
何度失敗しても、体験し、手足を動かし、
そこからヒントを見つける。
そうすることこそ、本当の仕事。

仕事に没頭することは決しておかしいことではない。
自分に向いている仕事ではなく、
やるべきことを一生懸命にやる。

部下を持ったら自分の心配をしてはいけない。
常に部下に心を配ってあげるのが上司の仕事である。

人は短期で育つものではない。
長期雇用で、ゆっくりと育てていくことで
本当の仕事ができる人間になる。

ユニ・チャームが生理用品をどのようにして
日本の市場に送り出したか。

幼児用オムツの開発の苦労話。
と同時に、経営者としての心得を説いています。

就職氷河期世代の私としては、
「こんな経営者がほんとにいるんだなあ」というのが感想。

会社はあてにならない、会社にとって社員は切捨てできるもの、
なんて、ちょっとすさんだ考えを持っているものですから。

ホワイトカラーエグゼンプションや、
偽装請負問題などで、労使間の緊張が
かつてないほど高まっている日本。

この本を読んで、古きよき日本的経営って
こんな感じなのかなと感じました。

松下幸之助氏の著作などが好きな方にはオススメかも。



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2007年03月04日

図説 BRICS経済




世界の経済について知りたい!
特に新興諸国の経済について、大まかに俯瞰できる本が欲しい。

そんな方にぴったりの一冊。

Bricsとは、ブラジル、ロシア、インド、中国
頭文字をとった言葉。
経済的に発展する新興諸国をまとめてこう呼びます。

今、投資信託の売れ行きが好調で、
特にこのBrics関連のものは
発売と同時に購入希望が殺到するのだとか。

私もちょっと調べてみたのですが、
今ひとつどれがいいのかわからないままです。
いいものがあったら教えてください。

それにしてもいいよなあ。
日本は、貧しくはないけど、景気は頭打ちだし、
なんだか閉塞感があるけど、
地球上にこんなエネルギッシュに成長している地域があるって。

これらの地域に共通していることは、
広い国土と人口の規模が大きいこと。
特に、労働者人口の多いことが成長に大きく寄与しています。

また、ブラジルは石炭や鉄鉱石、
ロシアは原油、
インドは石炭、ボーキサイト、
中国も石炭、鉄鉱石、原油など、
天然資源も豊富です。

これらの国は、中国を核にして貿易関係が深まっています。
ブラジルもロシアもインドも、
対中貿易額が年々増えてるんだな。

特にブラジルは、対日貿易よりも
対中貿易に力を入れているみたいです。

そんな中、日本は、資源価格の高騰により、
貿易的にはマイナスをこうむるみたい。

でも、全体的に見ると、新興諸国が経済力を持つとことで、
日本製品を輸出できることで
プラスの効果のほうが大きいようです。
日本車、売れてるもんねえ。

それぞれの国の分析もなされていますが、
ページを多く割いているのはインド。

インドの経済成長は、ここ数年目を見張るものがあります。
IT産業はもちろん、映画、ヨガなどの文化的な産業も
世界に受け入れられつつあります。

そんなインドの成長を阻害するものは、
所得格差の大きさとカースト制度。

それでも、携帯電話自動車の普及が進んでおり、
中産階級の人々の増加は止まりそうにはありません。

2010年から2015年には、
潜在成長力が中国を上回りそうだという予測もあり、
インドがこれからの世界経済で大きな役割を果たす
のは間違いありません。

データが豊富、解説も詳しい。
投資信託、買う前にこの一冊をぜひ。



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2007年02月26日

「困った人」とのトラブルに負けない対処術




身の回りにいる
「困った人」を分類して、
対処する方法について書かれた本。

そこそこ人生をいきていると、
絶対に避けて通れない困った人との遭遇に、
どれくらい役に立つものなのか。
ちょっと読んでみましょう。

まず、困った人の分類。

・状況型困った人
・戦略型困った人
・天然型困った人

おおまかにわけて、この3つに分かれるそうです。
下手をすると、複合型なるもののあるそうなので、
冷静に見極めることが大事みたい。

状況型困った人、というのは遭遇率が高そうです。
違反切符を切られた、遅刻しそうだ、
家庭でもめごとがある、歯が痛い…。

なんらかのトラブルを抱えていて、本来はいい人なのが、
状況的に困った人になるというのがこのタイプ。

このタイプには、冷静に対応することが大事。
聞き上手になることは負けることではない、と言い聞かせて
話をきいてあげ、解決できるポイントを見出しましょう。

戦略型困った人は、ビジネスマンにとっては厄介な相手。
強気に出る、高圧的な態度に出ることが
問題の解決に役立つと思い込んでいるタイプ。

商談中に、「この条件でなければ契約はできませんよ」
「ルールですから」などという言葉を使うのがこのタイプです。
また、人を見下す態度をとることもあります。

ああ、苦手だあ!
このタイプには、非難することなく、話をする。
冷静に冷静に、「これではよい結果は出ないでしょう」なんて
言い方がいいみたい。

相手はわざとそういう態度をとっているのであって、
同じ土俵に上がってあげた上で、
ルールに乗っ取って攻略すると効果あり、ってことかな。

大変そうなのが、天然型困った人。

常に威張っていて、頑固、気難しい、人をののしる、
失礼なことを平気でいう、こういう人たまにいる。

このタイプには、
自分の立場を明確にすることで対抗しましょう。

私は怒鳴られる必要性がない。
今後この態度を改めないようであれば付き合いを絶つ。
一方的に命令されるいわれはない。

毅然とした態度で、
力のバランスを拮抗させるのがコツのようです。

事例が豊富なんだけど、事例と、
解説がうまく整理されていないので、ちょっと読みにくかった。

もっとシンプルな構成、文章でよかったなあ。



これであなたも読書通!話題の本をほぼ日刊でご紹介。
http://www.mag2.com/m/0000176248.html

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2007年02月08日

夢をかなえる仕事術




専業主婦から
フラワーアレンジメント、ウエディングプロデュース
会社を興した女性のエッセイ。

マーサ・スチュワートというアメリカ人の女性に憧れ、
花で結婚式をプロデュースすることが彼女の夢になりました。

自宅でお花の教室を開いていたところ、
生徒さんから気になる一言が。
「近くのスポーツクラブが、
先生のイメージにぴったりですよ」。

そこで彼女は、飛び込みで営業をします。
企画なんてたてたこともなく、営業ももちろん初めて。

クラブ側もおもしろいと思ったみたいで、
仕事を始めることができました。

事業資金の借り方もわからず、
時には家計からの持ち出しで花代を払っていたといいます。

そんなとき、彼女はどうしたか。

きっとなんとかなると明るく考えて、
目の前の仕事を精一杯する。
そうすると、本当になんとかなる。

まあ、こんな感じで、実際の起業の厳しさとか、
そういうシビアなエッセイではありません。

でも、いろんな起業家の方の本と
共通することがたくさんあります。

とにかく、目の前の仕事を一生懸命やる。

お金を大事にする。

お金はたくさんくるところに集まってくるから、
お金の種(ある程度まとまったお金)
になるまで無駄遣いしない。

たまったお金はとどまらせず、
投資など、役に立つことに使う。

やりたいことはどんどん人に言う。

チャンスはためらいなくつかむ。

子どもが不登校になったり、
子育てとの両立に悩まれた時期もあったようですが、
「仕事をさせてもらっている、ありがたい」という気持ちで
乗り切った、と言っています。

没頭できること=好きなこと、夢。
それが見つかったら、とにかく熱中して、一生懸命やる。

なんだか、ちょっと違うかもしれないけど、
内館牧子さんが脚本家になった時の
エッセイを思い出しました。

やりたいことが見つかっても、うまくいく保証がない。

そんな気持ちでぐずぐずしちゃってるときに、こういう、
「保証なんてあとからついてくるさ!」みたいなエッセイは
元気がもらえていい。

さらっと読めるので、ちょっと足踏みする前に読んでみて。



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2007年01月24日

定時に帰る仕事術




最近話題の
ホワイトカラー・エクゼンプションですが、
皆さんはいかがお考えでしょうか。

私は賛成でもあり、反対でもある。
自分の仕事を、自分の好きな時間の範囲でできれば、
女性にとってはとても働きやすい環境であると思います。

ただ、問題は本当にそれを会社が許してくれるのか、
だと思っています。

自分の仕事だけを終えればいいのか、
そもそも自分の仕事の範囲を自分で決めることができるのか。

それが明確にならないうちは、
この制度が形だけのものになるのは目に見えていますね。

アメリカで導入されているこの制度。
もともと個人主義が強く、
自分の仕事の範囲がとても明確であることが下地になっているそうです。

そんなアメリカで発売された、
自分の仕事を本来の勤務時間内で終えるためのノウハウ本をご紹介。

定時に仕事を終えるために、まず最初にすることは
「優先事項を決めること」。

プライベートなことも含めて、
何を目標にするのか明確にすることが大事。
仕事以外の大事なことも、きちんと認識すべきだといっています。

それから、目標を細かく決めること。
達成すべきことを決め、そのためにすること=作業を決める。

大きなプロジェクトこそ、小さいステップに分けて、
ひとつずつ達成していけるようにしたほうがいいんだそうです。

これってけっこう大事みたいですね。
どんな本にも書いてあるけど、
こういったことを決める時間を持たないことが、
かえって仕事の効率を落とすみたいです。

おもしろかったのが、無駄な時間の削減方法。
自分のデスクに人がたちよって、
「ちょっと時間がある?」なんて話しかけてくること、ありますよね。

そんなときは、
「今は○○をしているから、5分しか時間がとれなません」
「1時間後になら少し手が空くけど」などと、
自分は仕事中であることを伝える。

おもしろいかったのは、自制の方法の紹介。

仕事にかかる前に、タイマーをかけてだらだら仕事をしない。
自分が「ノリがよくなる」時間帯を見つけて、
その時間に難しい仕事を集中させる。
締め切りが近づくまで仕事を先送りしない。

ワーカホリック(仕事中毒)にならないのも自制の方法のひとつ。

長時間働くのではなく、毎日コツコツ働くことこそ、
本当の仕事の効率化である。
仕事以外の人生にも目をむけ、大切にしよう。

多少アメリカ的ではあるものの、参考になる箇所も多い。
人生>生活>仕事。
ほんと、そうですよね。



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2007年01月13日

魔法の発音 カタカナ英語




こ、これはいい本を見つけてしまった。
とにかくお気に入りの一冊です。

日本人は、英語の文法はよく知ってるけど
会話ができないと言われています。

実際に海外に行って、思っていたより英語が通じず、
「やっぱり受験英語じゃだめなんだ」と
がっくりした経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

学校で何年も勉強してるのに、なぜ?

それは、発音の違いだとこの本では言っています。

LとRは日本語では同じラ行で発音しますが、
英語ではまったく別の音。

このように、英語は日本語よりも子音が多く、
これを聞き分けたり発音するのはとても難しいそうです。

長年日本語を使ってきた脳は、
英語の発音を的確に捉えることはできない。
それだったら開き直って、カタカナ英語に徹底してやろう。

ただ、普通のカタカナ英語とはちょっと違う。
聞こえるままに、カタカナで表したらもっと通じるはずだ。

たとえば、Animalは、私たちは「アニマル」と習いました。
でも、実際の発音は「エネモウ」。
おおっ、ほんとに英語っぽい。

こんな感じでたくさんの例文が載っています。

そこで簡単なクイズです。
これらの英文はどういう意味でしょうか。

1、テンキュ
2、セイーラゲン
3、ハオユ
4、アカパカーフィ プリーズ

答えは

1、Thank you. ありがとう
2、Say that again. もう一回言ってください
3、How are you? お元気ですか?
4、A cup of coffee, please. コーヒーをください

こんな感じで習ってたら、もう少し人生変わってたかな?

他にも、
病院は、ホスピタルではなく「ハスペロウ」。
紙は、ペーパーではなく「ペイポ」。
写真は、ピクチュアではなく「ペクチョ」。

確かに。それっぽく聞こえますよね。
自分で言っててなんだかかっこよく思えるこの小気味よさ。

今年こそは英会話!なんて目標をたてた方、
この一冊からはじめてみてはいかがでしょうか。



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2006年12月20日

サラリーマンは2度破産する





最近の新書のタイトルの付け方には感動する。
もうここまでくると、コピーライターのワザと言いたいですね。

サラリーマンは2度破産する。
このタイトルもいいですね。
1度でも大変なのに、2度ですか。

では、いつ破産するのか。

それは、
子供の教育費が大きな負担になる、高校、大学への進学時期。
・老後(住宅ローンが残っている場合)

じゃあ、どうしたらいい?

収入がたくさんあること=生活が豊か、貯蓄が多いわけではない。
貯蓄の多い家の特徴は、

・将来のイメージが明確で、夫婦で共有してる。
・必要なお金は先にとっておく習慣がある。
・モノを買うとき、比較検討が徹底してる。
・上手に運用している。
・長期的に考える。

このように、長期的視野を持って、
たくさんお金がいる時期に備えることが必要。

そう、この本は、サラリーマン、破産と
過激な言葉をタイトルにしてますが、内容はいたって堅実、地味。
節約、ライフプランのたてかた。これが本書の中身です。

節約するべき大きな支出は、一般的な家庭ではやはり住宅ローン
生命保険といえそうです。

住宅ローンを組むときには、返せる額を借りるべきであって、
借りられる額を借りてはいけない、とのこと。
確かに。

また、生命保険についても詳しく説明してくれています。

んんん?
ここまで読んで気がついたんだけど、これって私が大好きな
「すてきな奥さん」に載ってることじゃないか。
(すてきな奥さんは主婦向けの月刊誌です)

また、会社で福利厚生がしっかりしているところは
なるべくそれを利用しよう、とも。
住宅ローンなども会社のものを利用するといいそうです。

収入を増やす手段として、オークションで不用品を売るとか、
投資をしてみようとか。

著者はあんまりくわしくはないみたいで、
後ろのほうにちょこっと、おまけみたいに記述してます。

編集部の入れ知恵&ページ数のつじつまあわせ大作戦に
見えちゃうのが悲しい。

男性の方にはきっと目新しい内容だったんですよね。

でも、これだったらすてきな奥さんのほうが、
おいしいレシピや、収納ワザなんかも載っててお得ですよ。

もっとも、タイトルにだまされて変な本を買わないのが
一番の節約なんですよね。
それは間違いない。



それにしても、この本男性には評価が高いみたいですね。
家計のやりくりの基本書が新書になったという点では画期的なのかな。




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2006年11月24日

風雲児たちが巻き起こす携帯電話崩壊の序曲 




この本が出たのが2005年12月。
約1年前です。
その当時の携帯電話に携わる業界のことを詳しくまとめた一冊。

本書は、ソフトバンクの孫氏が、
総務省にしかける「戦い」から始まります。

携帯電話の電波って、総務省が管理してるんですね。
管理していて、許可の出た周波数を携帯キャリアが利用している。

そこに、ソフトバンクも参入させろ、
というのが孫氏の主張でした。

通信がスムーズな800メガヘルツ帯を割り当ててもらうために、
孫氏は新聞広告でこう主張する。
「使用者の声は圏外ですか」。

免許を持っているキャリア(ドコモ、auなどの携帯会社)が
市場を独占しているせいで、
消費者は割高な料金を払っている、というもの。

当然既存の業者は面白くない。
彼らにしたら、そこまでインフラに投資してきた自負があるからだ。

だが、彼らに対抗する新勢力はソフトバンクだけではなかった。

免許制の周波数を使う通信ではない、
携帯通信のシステムが新しく立ち上がろうとしている。

それはインターネットを使う、IP電話だ。

駅の構内とか、一部の飲食店とか、
そういったところでしか使えない無線LANを、
どこでも使えるようにする。
携帯がどこでもつながるように。

その事業に取り組んでいたのがライブドア。

東京電力系のパワードコムと提携し、
電信柱を使った無線LANのシステムを作ろうとする。

インターネット電話の携帯端末ができると、
携帯電話よりも安い値段で、
電話を使えることになるそうです。

スカイプというソフトがありますが、
使われてる方いらっしゃいます?

うちは実家が遠方なので、興味があるんだけど、いかんせん、
実家がインターネットにつながっていないという…。

でも、無線LANが各所で使えるようになると、
スカイプ端末を持ち歩けば、
誰でも無料で通信ができるようになる。
こんな未来図もあるみたいです。

本の中ではまだ、ソフトバンクのボーダフォン買収や
ライブドアの失墜の話は出てきません。

(しかし、この本が出たたった2、3ヶ月でこんな大きな
動きがあるなんて、編集部も思ってもみなかったでしょう。)

番号ポータビリティなどで注目される通信業界ですが、
その内実を知るのにはもってこいの一冊。

孫氏の0円広告に、なぜあれほど反感が集まったのか。
この本を読むとわかる気がします。



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売上げがぐんぐん伸びる「笑顔」の法則




モノを作れば作るほど売れた時代は終わり。
商品がいいのは当たり前。
何かスペシャルなモノが、売るためには必要。

そのスペシャルなモノとは、人。
お店に訪れたお客様に、いかにモノを売るか。

笑顔コンサルタントの肩書きの著者が、
いろいろな店舗を改善してきた実績から語る、
売上アップの方法論です。

ただ笑っていればいい、という精神論的な本ではありません。

店舗を訪れて、デジカメで様子を撮影する。

すると、普段は気がつかない雑然とした様子が、
実はお客様の目についていることに気がつく。

たとえば、レジ周りの書類。
テープカッターについたセロテープのあと。
統一性のないごみ箱

こういったものをきれいに整頓することで、
仕事の能率を上げ、社員が働きやすい環境にすることが第一です。

自然に笑顔がこぼれ、お客様ともアイコンタクトを取りながら
コミュニケーションがはかれる店舗。
これが、売上が伸びる店だそうです。

著者が理想とするのはディズニーランドの接客。

確かになあ。
ひねくれものの私。遊園地なんかではしゃがないぞ!
なんて意地張ってても、
ランドに入るとなんだかうれしくなってしまうもん。

著者いわく、普通の会社だといかめしい印象の
警備員の方でも、そこでは笑顔なんですって。

ディズニーランドが日本でオープンするとき、
日本側はキャストの数を3000人で試算したそう。
これでないと採算が取れないと。

でもディズニー側は、一万人体制でしか許可を出さなかった。
キャストの負担が増えると、ディズニーランドのあの楽しい
空間は演出できないということでしょうか。

整理整頓、笑顔の徹底、いい笑顔を作るための顔面ストレッチ

年末商戦に向けて、何かヒントが得られるかも。



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2006年11月20日

起業バカ 2 やってみたら地獄だった!




会社はあてにならない。
個人の人生なんか、考えちゃくれない。
じゃあ、起業でもしてみようか。

そんな軽い気持ちに冷や水を浴びせてくれるこの一冊。

社長さんって、なんだか優雅な職業みたいだけど、
すごく大変なんだなあって改めて思います。

ペーパーバックで、書いてある内容は明るくはない。
どぎついワイドショーみたいなので、
電車の中なんかでざっと読むには面白いかも。

こちらの本には、起業したものの、なかなかうまくいかず、
人生を破綻させてしまった(させそうになった)人たちの事例が
たくさん書かれています。

起業というと、まず手軽なのがフランチャイズ方式。
本部があって、事業が明確。
設備もある程度用意してくれる場合が多いです。

その中で、ラゴラという薬局のフランチャイズがあるそうです。

でも、市場調査がいい加減、設備は割高のものを強制的に買わさ
れるなどで、失敗する人が多いんだそう。

というより、起業しようという人からお金だけまきあげて、
まともな商売をしていないみたいです。

そこに退職金と貯金を合わせた4500万円もの大金を
取られてしまった人が登場します。

会社員時代には、それなりの実績を上げていた。
高いサラリーをもらっていた。

著者は、こういう人が、
いんちきのフランチャイズに
ひっかかってしまう例が多いといっています。

会社員というのは、なんだかんだ言っても、
会社の看板で商売をしているようなもの。

そこで自分の実力を過信しないように。
いくつもの例を挙げながら語られます。

月末には銀行に入ってきた給料。
でも、社長になるとお金は支払うことばかり。

会社には、出社すると女子社員がお茶を入れてくれたけど、
社長になったら自分でトイレ掃除もしないといけない。

起業に対する甘い夢をとことん打ち砕いてくれます。

でも、結局のところ、
この著者は起業家を応援してるんだと思います。

どんなにつらいことがあっても、最終的には執念、
絶対成功するという執念がものを言う。
最後の章ではこのように言っていますから。

ただ、凡人にはその執念を持つことがかなり苦しいというのも確か。

英語の単語がいたるところに挿入され、読みづらさもある。
でも、日々の平穏な生活に感謝する気持ちが生まれる一冊。

お手すきの折にいかがでしょうか。




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ザ・ボディショップの、みんなが幸せになるビジネス。




大きなショッピングセンターでは、
見かけることが多くなったボディショップ。
イギリスで生まれた、化粧品のメーカーです。

こちらのお店は、いわゆる化粧品コーナーに
入っていることは少なくて、
むしろ雑貨屋さんのようなたたずまいでいることが多いです。

緑色の、なんだかちょっと外国風のニオイのするお店、
男性の方でも「ああ、あれか」と
思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらのお店の商品は、動物実験をしない、
原料はフェアトレードで調達した、アフリカやアジアの天然のもの、
という特徴を持っています。

こちらの本は、創始者、アニータ・ロディックの自伝的ビジネス書。
男性の方にもお勧めの一冊です。

「食うために」何か事業をしなければいけなくなった、
イタリア系イギリス人のアニータ。

以前から、化粧品の「女性を脅し幻想を売る、男性主導の」
やり方にうんざりしていた彼女は、
天然の原料、量り売りを基本にした化粧品の会社を立ち上げます。

もっとも、最初は資金がなく、
容器をそろえることができなかったので、
容器を持ち込んでもらったといういきさつだそうです。

彼女がこだわるのは、「みんなが幸せになるビジネス」。

フランチャイジーも増え、
会社が上場してもその姿勢は変わりません。

アマゾン奥地の原住民と生活をともにし、
生活を豊かにするためにブラジルナッツオイルの生産をすすめる。

大型工場を建てるというのではなく、油を絞る機械を与えて、
労働者を搾取しない取引にこだわります。

また、産業がなくなり、失業者のあふれた町に石鹸工場をたて、
地域の活性化にも貢献したりしています。

末端労働者を搾取して、利益を上げる。
このやり方こそが、まさにグローバルスタンダードだとすると、
アニータのやり方は正反対。

利益のみ評価することが横行する、
そして株式市場で評価される現代に、
違うやり方で利益を上げ、
成長を続けている企業があるということに、勇気付けられる一冊です。

ボディショップでは、店頭で、他の化粧品の店では見られない
ような政治的主張を目にすることがあります。
ポスターやパンフレット、ユーモラスで、おしゃれな方法で、
絶滅危機にある動物の保護や、貧困の撲滅運動を展開しています。

これからの企業のあり方を考えるときに。
起業を考えている方にもぜひ、一読をお勧めしたい本です。

子連れ、Tシャツで資金を借りに行ってはじめたお店が、
多国籍企業となった今、どんな変革を迫られているのか。

コンサルタントの提唱する「合理化」に悩み、
新しい価値を作りあげていく勇敢な女性の姿に、
きっと元気をもらえるはず。



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ストレスフリーの仕事術




今と昔の仕事は違う。
昔は仕事の終わりがはっきりしていた。
でも今は、終わりのはっきりしない仕事が増えている。

冒頭のこの文章にうなずく方は多いのではないでしょうか。

実際にやってもやっても、
次々と対処しなければいけないことがどんどん出てくる。

そんな方に、もしかしたら何かのヒントになるかもしれません。

こちらの本では「GTD」というやり方をすすめています。

やり方の基本は、紙に書き出すこと。

やりかけの仕事を全部紙に書き出す。
日常的なことから、やりたいこと、
頭の中にあることを全部紙に書き出して、
仕事の全体をまず把握することから始めます。

ここまでだと、いわゆるTO DOリストと変わらない気もします。

ここから、ちょっとこの本の方法が違うところ。

その仕事の具体的な方法を考える。

たとえば、「企画書を書く」なら
パソコンの前に座り、電源を入れる。ソフトを立ち上げる」

これでちょっと具体的になります。

一週間に一度、これをやって、
後は紙に書いてあることを実行していく。

要するに、自分で仕事の終わりを決め、
ひとつずつ作業をこなしていこうという考え方のようです。

その書き出す時間がないんだよ、
という方もいらっしゃるでしょう。
でも、その時間をとることで、
結局は作業を効率化して時間を節約できると書いています。

頭で考えることは、その紙に書く作業のときだけにして、
後は実行するだけにする。
目の前の動作に集中する、ということのようです。

翻訳がまずい(失礼!)のか、私は読みにくかったです。
英語の、大げさというか、
修飾語が多い文章を直訳してるような感じで。

巻末の要約をさらっと読むだけでも、けっこう理解できます。
書いてあることは納得できる。

最初にコンセプト→具体策→行動というフローに落とすと、
動いているときに何も考えなくてよくて楽、
というのは確かにそうですもんね。

巻頭の日本語版解説と、
巻末の要約でだいたいの要旨がわかります。
本屋さんで見かけたら一度ご覧になってみてください。



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風に吹かれて豆腐屋ジョニー―実録男前豆腐店ストーリー




細長い楕円形で、
ちょうどサーフボードみたいな
かたちをしている豆腐屋ジョニー
召し上がったことはありますか?

こちらの本は、その発売元、男前豆腐店の社長さんの起業物語。

社長さん曰く、ジョニーはデザートとして
食べてもらいたいのだとか。
黒蜜をかけて召し上がる方もいらっしゃるんですって。

もともと、町の豆腐工場の2代目の彼。

豆腐って、めちゃくちゃ安いんですよ。
2丁で100円を切る価格で売ってるところもある。
そういう豆腐を作ってる工場は、
つぎつぎをつぶれていっているそうです。

それを見て、「ハレの日に食べてもらえる、
特別な、変わった豆腐」を作るべく、試行錯誤がはじまる。

充填式という、従来では安い豆腐を作る手法で、
濃い豆乳を固めるやり方を見つけ出す。

妥協なし、何度でもやり直しをする。
それが、2代目社長と来た日には、
従業員の方の心労も大変だったでしょうね。
社内では反対、非協力のムードもあったそうです。

苦労の甲斐あって、ふんわりした濃い味の豆腐ができあがった。

パッケージにも妥協なし。
自分のセンスを信じて、
今までに見たことのないようなものを作り出します。

先述の豆腐屋ジョニー。
「男」の一文字が目立つ、男前豆腐。
生ビールとお前がいればいい、喧嘩上等やっこ野郎。

水切りができる、角がへこんだ使用など、
容器にも工夫をこらしています。

安さだけを競う豆腐の売り場で、
それらは300円という高い値段で並べられます。

やがて、ネットなどでクチコミを呼ぶヒットへ。

とにかく、社長の熱意、センスがすごい。
男前豆腐店は、豆腐だけでなく
キャラクターグッズなども販売してます。
豆腐屋というより、一ブランドを作り上げた社長の異色起業物語。



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2006年10月17日

3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知




「習慣だけが、骸骨のように人を支える」
「習慣という帝国は、なるほど偉大だ」

こんな言葉があるそうです。

ほんと、ダイエットをしてると実感します。
ちょっとしたことで体を動かすこと、薄味に慣れていること。
これって、気をつけてやろうとするとしんどいんだけど、
やせてる人って、習慣として実行してますもんね。

子どもができたらいい習慣を身に着けてあげるのが、
一番のプレゼントなのではないかとさえ、最近は思います。

さてさて。

この本では、人間が習慣を身につけるのは、最初の21日間、
つまり3週間が大切といっています。
3週間できたことは、自然に習慣になるんですって。

101個、いろいろ前向きになるための言葉がかかれてあります。

内容的には、その他たくさんの自己啓発書と
たいして変わることはありませんが、いくつかをご紹介。

・考えているより実行する

・最初の21日間を乗りきる

・睡眠時間をけずる、毎日1時間早起きする

・あやまちから得た恩恵を書き出す

・弱点を自覚する

・仕事を愛する

・一番なりたい人物のように振舞う

・正直という哲学を持つ

・報酬ではなく、プロセスを楽しむ

・もっと笑う

・なった電話のすべてに出ない

・人を許して重荷をおろす

・自然と交わる

・ささやかなものを楽しむ

・知らない人に思いやりを示す

・帰宅する前にリラックスする(家族を大事にするため)

などなど。

もうちょっと、習慣づけについて書いてて欲しかったな、
というのがホントのところ。

でも、いい言葉がたくさんなので、
前向きになりたいときに拾い読みしてみるのにちょうどいい本。



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実録 借金に負けるな!




自分に、誰かに、競争に、試験に、食欲に、物欲に、誘惑に。
いろいろなものに「負けるな」という言葉をつけて使いますが、
借金にも「負けるな!」という本を見つけました。

基本的には事業者向けの本です。
個人の消費者金融の問題に触れたものではありません。

私のような個人からすると、
借金をすること自体がとても大変なように思えますが、
事業をされている方にとっては借金、
というより融資はごく普通に扱われていることだと思います。

先日読んだ本でも、融資をうまく使えないために倒産してしまう
会社の例がありました。
(なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?
 http://blog.mag2.com/m/log/0000176248/107632241.html

ただ、基本的には借金なので、
うまく付き合えずに悲惨な思いをしてしまうことがあるようです。

著者は、数々の事業再生を手がけられた、
借金清算の(?)コンサルタント

税理士や弁護士と違って、
事業者の立場で借金を「整理」されています。

税理士や弁護士の方は基本的に「払わせる」のが仕事で、
借金を「縮小」することが著者の仕事のようです。

それにしても、まず感じるのが、
気持ちで負けてはいけないということ。

借金が多額になると、それだけで精神的に疲れてしまいそうですが、
気力をしっかりもって、マイナスの部分を冷静に見つめ、
戦うことが大事のようです。

例にも出てきますが、返さなければいけない、
とまじめに思いつめ、破滅していく人も多いようです。

また、土地や老朽化していく不動産資産にこだわり、
処分することをいやがる、借金を正視できない人の姿も。

国は、事業再生を応援している。
失業者を増やさないためにも、踏み倒せる、
というと語弊がありますが、借金を減らすやり方があるみたい。

これがとても大事で、借金があるからといって、
追加で金を借りることは最悪の事態だといっています。

会社を分割し、利益の出る事業だけを続けるようにする。
一方、負債はもう一つの会社にかぶせて倒産させる。
この手法を、著者は多く使っています。

見事再生を果たした人、優柔不断なまま堂々巡りをする人。
実例も豊富で、難しい知識なしでもおもしろく読めました。

中小企業回りをする営業マンの方、
一読されてみてはいかがでしょう。
経営者さんとの会話が、ぐっと深いものになるかも。



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