2006年11月22日

鏡の法則




自分がしたことは、
きっと自分にかえってくる。
まず、自分が変わろう。

こんなテーマのこの本が、今すごく売れているみたい。
表紙に、アルミホイルで作った鏡がついている、
なかなか凝った装丁です。

お話は実話に基づいたものだそうです。

専業主婦のAさんは、子供がいじめられているのに悩んでいる。
一番つらいのは、いじめられていることを相談してくれないことだ。

親に対するプライドもあるんだろうけど、
子供がつらいのに何もしてあげられないことの苦しさ。
夫は楽天的で、相談しても解決しそうにない。

一人で抱え込んでいると、夫が一枚の名刺を差し出した。
先輩のコンサルタントだという。

彼に話してみてはどうか。
そういわれて、思い切って電話をかけてみることにした。

すると、彼は「解決するのは簡単」だという。
Aさんが身近な人に感謝せず、責めている気持ちが、
因果応報となって息子にかえってきている、と。

まず、不仲な父親を許そう、とコンサルタントは言います。

父親への不満、そして感謝の気持ち。
これらを順番に紙に書き出していください。

それができたら、「形だけでいいので」
感謝の言葉を伝えてください。

長年不仲であった父と話すのは勇気がいったが、
形だけでいいときいて、Aさんは思い切って電話をかけた。

泣き崩れる父に、Aさんも思わず涙ぐんでしまう。
強いからこそ反発していた父だが、本当は不器用で、
愛情にあふれた親だった、と気づく。

そして、その親にとっていた態度こそが、今、
息子が自分に対する態度だと気がついた。

父親に信頼されていなくて悔しかった娘時代。
息子も今、母親に信頼されていないと思っているのではないか。

そう気がついたときから、すべての事態が好転し始めた。

童話、おとぎ話、科学的根拠がない。
そう言われればそうなんだけど、こういうお話もいいと思う。

ちなみにこちらは、もともとブログだったそうです。
全文がこちらのサイトで読めます。
http://angelcafe.hp.infoseek.co.jp/kagaminohousoku.html

ご興味のある方はぜひ。



ひらめき
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG


posted by momo at 10:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラーです! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月17日

だめんず・うぉ〜か〜




数年前からSPA!の連載の中でも
大好きだっただめんず・うぉ〜か〜。

いつの間にか人気が出て、ドラマにもなってしまいました。
主演は藤原紀香さん。
私としてはもう、全く文句のないキャスティングです。

ご存知の方も多いと思いますが、一応ご紹介。

だめんずとは、だめ男のこと。
だめ男をたくさん渡り歩いてきた女をテーマにしたマンガです。

恋愛マンガってたくさんあるけど、
たいていかっこいい男とかわいい女の子、
みたいなものが多かったじゃないですか。
私たちの子どもの時代って。

でも、現実ってけっしてそうでもないですよね。

麻薬中毒だったり、働いていない男だったり、
誇大妄想癖があったり、めちゃくちゃな男がたくさん。

そして、なぜかそれにはまっちゃう女の人の多いこと。
しかも、高学歴高収入な女性が多い。

印象に残っているカップルを一組。

金沢の女性だったと思うのですが、
ものすごいナルシストの男性と付き合います。
交際中は、常にカメラを持って彼の写真を撮る。

現像にかかるお金は女性負担。
いやになって別れを告げると、箱いっぱいの写真を記念に渡された…。

いや〜、変わった人もいるもんです。

だめんずにはまりやすい女性の特徴は、
・母性本能が強い (だめんずにも優しくしてしまう)
・好奇心が旺盛  (変わった人に惹かれてしまう)
・どことなく警戒心がない

だそうです。

人間としては美点であることが、
マイナスポイントになってしまう悲しさ。

逆に、許容範囲が狭い、自分中心である、
というのがだめんずにはまらない女性の特徴だそう。
いわゆる、ソツのない人生を歩む人には縁のない世界かも。

人間は深い。
安全第一で、みんなが失敗のない人生を歩むのは
それはそれでいいかもしれない。
でも、それだと文学なんてものは生まれやしない。

なんてね。
一時はうちのだんなもだめんずなんじゃないかと人知れず
悩んだけど、おかげでここまで達観できるようになりました。

男女問わずオススメのシリーズです。



ひらめき
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG
posted by momo at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラーです! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

風味絶佳




映画になったということで、
ご紹介させていただきました。

主演は沢尻エリカさんと柳楽優弥さんです。

この本は、カバーがとてもすてき。
キャラメルのデザインで、かわいらしい、凝ったものになっています。

内容は、6篇の短編集。
肉体労働に携わる人たちをテーマにした恋愛小説です。

同棲相手がいながら、軽い恋愛を繰り返す鳶職人の雄太。
仕事場でいつも本を読んでいる「変わった」同僚が印象的な
「間食」。

ゴミ収集人に恋をして、彼のもとで暮らすことになった
既婚女性の美々。
インテリ、高収入だが人間味のない夫と、
暖かい恋人の対比を描いた、山田詠美らしい作品「夕餉」。

父の再婚相手は、同級生の弥生だった。
子どもだと思っていた妹と弥生。
ほんとうになにも知らなかったのは自分だと思い知らされる、
ちょっぴりほろ苦い失恋を描いた「春眠」。

汚水槽を掃除する仕事をしている裕二。
彼は、仕事先のスナックで恋をした裕子と結婚する。
彼に依存する裕子と、
それを許していることで成り立っていた結婚生活に、
裕子の妊娠で破綻の兆しが。
「アトリエ」。

離婚した母の引越しを請け負ったのは、
幼馴染の作並くんだった。
大人になってしまった二人の微妙な感情を、
子どもの視線から描く「海の庭」。

そして最後に、「風味絶佳」。

ガソリンスタンドで働く主人公。
彼には不二ちゃんという、素敵なグランマがいる。
おばあちゃんなどという言葉がとうてい似合わない祖母は、
真っ赤なスポーツカーに乗って彼の働くスタンドにやってくる。

やがて恋をし、同僚と付き合うことになる彼。
だが、彼は恋の「甘さ」しか知らなかった。

米軍基地のそばでバーを経営し、ボーイフレンドをつれている
グランマの本当の人生が理解できたとき、
甘いはずだった恋の苦味も味わうことになった…。

映画のサブタイトル、
シュガーアンドスパイスはこういう意味なんだろうな。


それにしても、詠美ファンの方には申し訳ないが、
もう、今の私には彼女の小説は合わないみたい。

肉体労働の男性をテーマにしているんだけど、
あまりにも現実味がないんだよね。

こういうと、「私を選んでくれる人だけが読んでくれればいい」
なんて言われちゃうし、まあいいんだけど。

大人が読むのにはちょっとつらい恋愛集。




ひらめき
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG

posted by momo at 13:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラーです! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える




初めてオシム監督をテレビで見たときの印象は、「コワ!」でした。
がっちりしてるし、強面だし。

そんなオシム監督の言葉が評判になっていると聞いて、
読んで参りました。

著者は、日本人ジャーナリストで
ユーゴスラビアのサッカーに大変詳しい方のようです。

いわゆる名言集ではなく、監督の言葉をピックアップしながら、
オシムという人物の半生を描いています。

オシム氏って、すごい頭のいい方なんですね。
数学が得意で、数学の先生になる道もあったのだとか。

が、しかし、サッカー選手として仕事を始める。

母親には反対されたみたいですが、
「リスクを冒して攻める。その方がいい人生」
というのが彼の信条らしい。

選手としても一流で、彼がボールを持つと、
長い時間キープすることができる。
そこで、ラジオのアナウンサーが、オシムにボールが渡ったとたん、
「それでは音楽でもお楽しみください」と冗談を言うほどだったとか。

監督になってからも、
「スター選手は多くて3人まで」
「チームのためにプレイできる選手がいい選手」
という信念のもと、ユーゴをサッカー強国にします。

が、民族間で憎しみを募らせ、ついに分裂してしまうユーゴ。
隣人同士で殺しあう、こう書くと簡単ですが、
現実になるとそれは凄惨な事態に直面します。

たまたま、難を逃れたオシムですが、
妻とは2年半会うことができず、連絡もまともにとれませんでした。

彼の言葉に深い含蓄があるのは、
こういう辛苦をなめたからでしょう。

でも、それに関しては
「そういうものから学べたとするのなら、
それが必要なものになってしまう。そういう戦争が…」

他にも、

「ウサギがライオンから追われて逃げるとき、
肉離れをおこしますか?要は準備が足りないのです」

「プロなんだから休みはいらない。
休みは引退してからいくらでもとれる」

かといって、とにかく走ってればいいというものでもなく、

「モチベーションを上げるのに大事だと思っているのは
選手が自分たちで物事を考えようとするのを助けてやることだ」


それにしても、オシム監督、深い!



ひらめき
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG
posted by momo at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラーです! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月05日

なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?




おもしろそうなタイトルに、
思わずひきつけられてしまいました。
よく売れているようですし、
お読みになった方も多いのではないでしょうか。

まず、ページを開くと、スッキリした感じ。
あまり文字が多くなく、改行が多いので、
本来なら読みやすいはず。

読みやすいはず…、なんだけど、頭をひねって、
読み返すこと多数。
口語調で、雑談しているみたいな文章です。

ちなみに、私は会計の知識はほとんどと言っていいほどありません。

それでも、「数字嫌いでもわかる」と書いてあるので、
大丈夫なはずなんだけど…。

専門用語が多く、それに対する説明が少ない。
そして、文章がつながっていないので、
結局何が言いたいのか分からない事が多いんです。

まず、タイトルの「社長のベンツはなぜ4ドアなのか。」
この答えはあとがきまで出てきません。

それほど儲かっていない会社の社長がなぜ、ベンツを買えるのか。
それは、経費になるから。

なぜ4ドアなのかは、2ドアのスポーツタイプだと
税務署が経費として認めてくれないからだそうです。
(そんなこと書類でわかるのかな)

また、「なぜ、年商の四倍の借金のある旅館が潰れないのか?」
現金商売で、お金は回っているので、
利子が返ってくる以上、銀行はお金を貸す。

「なぜ、イケイケの会社が倒産してしまうのか?」
黒字でありながら、資金繰りがショートしてしまうため。

自己資金でまかなっていると、手元の資金が足りなくなって、
支払いができなくなることがある。
(ということだと思います)

「なぜ、ラブホテル経営者は税金を払わないのか?」
これは意味不明。
ラブホテルの利用者は領収書を欲しがらないので、
手書きのものしか渡していない。
つまり、きちんとした収支がわからない。
脱税できる、ということか。

ホテルの経営者が、税務署に呼び出されて、
(現金を持っていてはまずいので、)
八百万円入っていた鞄を車から投げ捨てた話が強烈。

「なぜ、社長は生命保険が好きなのか?」
掛け金が損金になり、また返戻率がよいため。

出てくる社長さんたちは個性豊かで、
エピソードもおもしろいといえないこともない。

中小企業の会計の実態もなんとなくわかるので、
それなりに楽しめる、かもしれない。

でも、この内容でこの金額は高い!
立ち読みか、
BOOK OFFの100円コーナーに
並ぶのを待ってからでも十分じゃないかな?



ひらめき
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG




posted by momo at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラーです! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フラット化する世界(上)




「ねえ、きみ、世界は平ら(フラット)なんだ」
著者は、妻にこうささやきました。

書いてあることはだいたい想像がつくと思います。
ITの影響で変化する働き方。
インドや中国などの新興国の動き。
これらを例にとって、変化する世界について書いた本。

上巻では主に、世界がフラットになった10の理由を分析。

1、ベルリンの壁の崩壊と創造性の新時代
東西を分ける壁が壊れたことで、全世界(グローバル)という
考え方が生まれた。

2、インターネットの普及と、接続の新時代

3、共同作業を可能にした新しいソフトウェア
ワードなどの「普遍的な」ソフトができるまでの様子。
2と3は、パソコンとインターネットの歴史、という感じ。

4、アップローディング
無償でソフトを開発し続ける人々にスポットを当てています。
リナックスやアパッチの歴史。
人々の投稿で成り立つウィキペディアなども。

5、アウトソーシング
インドがIT大国となったのはY2Kがそのきっかけ。
いわゆる2000年問題というやつですが、
世界中のコンピューターのバグのチェックという単純かつ、
根気がいり、ITの知識がいる
作業を誰がやるか、という問題に、手を上げたのがインドだった、
ということ。
しかし、インドのIT教育はすさまじい。

6、オフショアリング・中国のWTO加盟
オフショアリングとは、
国内の工場をそっくり他国にうつすというビジネスモデル。
人件費の安いところに仕事が流れている現実。

7、サプライチェーン
モノを、大きな規模で流通させる企業。
ウォルマートを例にとって、
世界で均一で安いモノがあふれる様子を描いています。

安いものは歓迎だが、安い賃金で働くのは苦痛。
このアンビバレントをどう乗り越えるか。

8、インソーシング
アウトソーシングの反対。企業の中に入り込んで仕事をする形態。

9、インフォーミング・知らないことはグーグルに聞け
初対面の人の情報でも、ネット上に流れている。
世界中で情報が同じように取り出せる時代。

10、進化するテクノロジー
日本の携帯電話を例にとって、どこでも、
モバイルでITを使える様子を解説。

著者の見てきた例が豊富なのでとてもおもしろいですよ。

アメリカ人の子どもが利用する、オンライン家庭教師。
アメリカなまりの英語を勉強するインドの若者。
飛行機の予約を受け付ける、自宅で仕事をするおばあちゃん。

世界はこんなに変わってるんだ!といまさらながら感じます。

下巻では、仕事を奪われる中産階級についてのレポート。
冷や汗をかきながら読みました。



ひらめき
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG
posted by momo at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラーです! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フラット化する世界(下)




上巻が、インターネットと
巨大な流通チェーンによって均一化されていく
世界の光を描いたとすれば、下巻はまさに影の部分。

ほんと、サービス精神あふれる、
というか読み手をあきさせない構成でした。

まず最初に、フラット化されることで、
先進国の「ミドルクラス」がどう変わるかを説いています。

単純作業が、より単価の安い地域に流れることで、
今までの中流階級はその地位を守るのが大変な時代になってきます。

日本でもその傾向は顕著ですよね。

その分、創造性のある、
高い教育を受けさせることがこれからの子どもには大事なこと。

これは、ゆとり教育なるものを推進している日本には
耳の痛い指摘ですね。

中国やインドの子どもたちが、
貧しさから抜け出す為に必死で勉強している。

暗記教育の弊害が、語られることが多い日本ですが、
その重要さももう一度見直すべき。

後半では、フラット化に取り残された世界について触れています。

マスコミや、投資情報では取り上げられるのは
「輝かしいIT立国インド」ばかり。
この本の上巻でも、発展した場面ばかりが書かれていました。

でも、実際にはまだ
「まともな服もなく、食べ物もなく、マウスといえば
本物のねずみしか知らない」
子どもたちがたくさんいます。

アフリカ、中国の地方、中南米。
これらの地域の、フラット化から取り残された人々を
すくいあげることが、これからの発展ではとても大切。

そのために、莫大なお金を出している
ビル・ゲイツについて触れています。

また、これらの人々が発展することに伴なう
エネルギー問題も提起しています。

世界はまだフラット化し始めたばかり。
さまざまな問題が、まだまだ山積していることを
実感させられる下巻でした。

ただ、問題提起だけではなく、電気やアルコール燃料についての
考察もおもしろい。

また、インターネットの力を使って、発展していない地域で
「利益を出し、現地の人たちにもお金を落とす」ビジネスが
あちらこちらで始まっている様子が、
とても楽しく、頼もしく思えました。

ビジネス書ではありますが、わくわくし、最後まで大変
おもしろく読めました。

でも、アラブ・イスラム諸国に対する書き方は
マイナス10点というところ。

オススメの一冊です。



ひらめき
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG


posted by momo at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラーです! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月04日

半島を出よ




もうお読みになった方も多いと思います。
村上龍のベストセラー小説。
結論から言うと、大変におもしろかったし、
枚数を感じさせなかった。
私は好き。

テーマの選び方から、
いろいろと問題作扱いされることが多い作家さんですが、
これもなかなか過激です。

舞台は近未来の日本。
特殊法人の解体などの改革が進まず、経済的に破綻した国家。

預金は封鎖され、外国に持っていた資産も引き出すことを禁止
されてしまいます。

町には浮浪者と、犯罪があふれ、暴力的な事件もニュースになら
なくなりました。

そんな日本に、北朝鮮の特殊部隊が上陸する。
九州を「共和国化」するのが目的。
国家からは「反乱軍」とされた9人のコマンドが、
野球の試合が行われている福岡ドームを占拠する。

対策を見出せないまま右往左往する政府。

「観客が命をかけて反抗すれば9人では防ぎきれない」
というテロリストたちの心配は杞憂に終わった。

危機に慣れていない日本人は、
それを冗談ではないとわかったとたん、人形のようにおとなしくなった。

やがて、後続の部隊が上陸し、
対応に困った政府は福岡市を封鎖する。

停滞する物流、経済。
閉じ込められた福岡市民は、テロリストたちに迎合、
また商売相手として応じながら、異常な日常を過ごす。

初めてTシャツやスニーカーを身に付け、
「こんな着心地のいいものは共和国にはなかった」
とびっくりする兵士たち。

テロリストたちの生活を、事務的に処理するために働く公務員。

過去に、朝鮮半島に出征していた病院医師。

テロリストの声を伝える番組を作るNHKスタッフ。

さまざまな人間を細かく描いているので、
この辺を「しんどい」と思う人も多い様子。

占領された福岡で、
立ち上がったのは住民コードを持たない少年たちだった。

この時代には住民コードで、
市民のプライベートが把握できるようになっていて、
それを北朝鮮は手に入れているんですよね。

こういうことが実際にありそうでコワイ、と思わせる一件。

少年たちは、過去の犯罪や、
恵まれない家庭のせいでコードから離脱している。

その彼らが、北朝鮮=一つの主観しかない=敵、
とみなして戦う、というストーリー。

非常に村上龍らしい。
また、たくさんの文献が最後にありますが、
北朝鮮の情勢などもかなり研究した様子。
非日常を味わいたい方。まだ読んでいなかったらぜひ!!



ひらめき
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG


posted by momo at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラーです! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月21日

ダ・ヴィンチ・コード




読み始めると一息に読めました。
話の展開が早いので、のめりこんで読めます。

今日はややネタバレなので、読みたくない人は読まないで下さい。
映画を楽しみにしているだんなに、
簡単にストーリーを話してしまって、
離婚寸前の大騒ぎになりましたから・・・。

さて。あらすじです。
ルーブル美術館の館長が殺された。
その死体は、全裸で、ダビンチの絵画を模したもので、
ナゾのメッセージが残されていた。

その日、館長を面会予定だったアメリカ人の大学教授、
ラングドンに疑いがかかる。

館長の孫娘であり、フランス警察の暗号解読官であるソフィーは、
彼を無実だと知って、逃亡を図る。

逃亡しながら館長の残したナゾをとき、
やがてキリスト教の真実の歴史を知る二人。

館長が暗号好き、とあってその謎かけの凝ってること。
それだけでも十分楽しめる。

たとえば、パスワードを入力しないと
開けられないメッセージボックス。

その中に秘密のありかを示す地図が入っている。

中にはパピルスとガラス瓶に入った酢が入っていて、
乱暴に壊したらパピルスが溶けて
なくなってしまうという用心ぶり。

オマケに秘密を狙う新興宗教の集団が、
この逃亡劇に絡んでくるので余計におもしろい。

そして、最後の最後に黒幕が出てくるんですが、
これがまたありがちで、意外な人物。読ませます。

もっとも、この小説の主題は謎解きじゃない。

キリスト教の真実、イエスは人間で、配偶者をもち、子供がいた。

この、今のキリスト教を全面的に覆すテーマを、
説得力を持って描いているのがこれだけの話題になっているのだ。

イエスの子孫と秘密を守るシオン修道会。
ダビンチやニュートンなどが
修道会の総長であったというのは事実らしい。

ソフィーの祖父、殺された館長はシオン修道会の総長であった。
秘密の地図の示す地で、
なくしていたと思った家族に再会するソフィー。
彼女こそ本当の・・・。

っと。これくらいは秘密にしておきますね。

それにしても、イエスが人間だった、このことを認めるのが、
ヨーロッパ人にとってはものすごく衝撃的なことのようですね。



ひらめき
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG


posted by momo at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラーです! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月20日

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 




前回に引き続き、ウェブ進化論です。
とにかく話題の本だし、
もう一気に「読みました」と話ができるように、
私なりですがキーワードをまとめてみました。

過不足など、また、知識不足による間違いもあるかもしれません

*チープ革命
インターネットが進化したことによって、
今まで高額な開発費が必要だったソフトを、
低コストで提供できること、のようです。

今まで、モノを表現するのは特別な仕事をしている人でしたが、
現在では、このメルマガを含めて、無料で、
たくさんの人が自己表現をできるようになっています。

*Web2.0
ネット上の不特定多数の人間や企業が、
受動的にサービスを受ける人ではなく、
能動的に開発に携わる人、と認める姿勢」だそうだ。

うーん、難しい。
たとえばこんな感じ。
楽天のアフィリエイトは、一つの商品しか紹介できない=Web1.0
アマゾンのアフィリエイトは、
商品全体を扱えるように、独自で開発できる=Web2.0

使う人が、末端のPCで仕様を変えられるのが2.0、なのかな。

*ロングテール理論
リアルの本屋、それも小さい町の本屋さんでは、
ベストセラーと雑誌くらいしか置いてないですよね。
でも、アマゾンで本を探すと、
絶版の本とか、もうめったに売れなさそうな本も
ラインナップされています。
(私はこれで、20年近く探していた本を見つけました)

低コストを実現することで、販売機会が少ないものをたくさん扱えること。
売れ行きをグラフにしたて、
売れるものを恐竜の首にみたててみてください。
少数しか売れないものが細々と、長い尻尾のように続いている感じ。

*オープンソース
リナックスのソフトがいい例だと思います。
ネット上に開発の場を置くことで、
不特定多数の人が開発に携わっているソフトのこと。
インターネット=善という考え方が基調にあってこそできるもの。

力不足で、きちんとご紹介できたかどうかわかりませんが、
オモシロそうな感じだけでも伝わったでしょうか?

最近読んだ新書の中で、一番のヒットでした。



ひらめき
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG
posted by momo at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラーです! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 




これは、何から書き始めていいかわからないくらいおもしろかったです。
次回に引き続き、になってしまいそう。
よろしくお願いします。

専門的で(私にとっては)
難しい言葉も出てこなくはないんだけど、スムーズに読める。
陳腐な言葉だけど「知的冒険」ができる、わくわくする本。

著者は40代の方。97年からシリコンバレーで仕事をしていて、
すごく前向き、明るいんですよね。

インターネットの未来にもすごく肯定的な見方をしていて、
インターネット=得体の知れない悪、2ちゃんねる、
みたいな日本のマスコミとちがう。

その姿勢も、本を読み終わったときの読後感をいいものにしていると思います。

この本をまとめて言うと、
1、インターネットはこれからも進化する
2、グーグルはとにかくすごい!!
この2点。

それでは、グーグルのすごさに焦点を絞ってご案内してみます。

グーグルというと、私の認識ではヤフーはちょっと違う検索エンジン、
というくらいのものなんです。
日本ではそういう方が多いのではないでしょうか。

作者は、グーグルとヤフーを、1つ世代の違う企業とみなしているようです。

本の中でよく出てくる言葉が、「あちら側」と「こちら側」。
こちら側、というのがリアルな世界、ということです。
ヤフーは、インターネットを「こちら側」で利用する会社。
グーグルは「あちら側」にシステムやサービスを持つ会社で、
コスト的には圧倒的にグーグルが安い。

たとえば、ニュースの検索に関しても、
人間が編集し、順位をつけるヤフーに対し、
完全にコンピューターに編集させるグーグル。
「インターネットの意志に従って進む、あかるい未来」
というのが共通認識としてあるんだそうだ。

グーグルアースが出たとき、私はかなりびっくりしました。
ご存知でしょうか。
衛星から、全世界の詳しい町の写真が見られるソフトです。
無料でダウンロードできるので、探してみてください。

グーグルの使命は
「もし、世界政府というものが存在したら、
やっただろうことをやる」だと、
グーグルで働いている人は信じているそうです。

インターネットの中の莫大な情報を整理し、世界の地図を作る。
グーグルアドセンスによって、
英語圏での経済の均等化が行われている・・・。
まさに世界政府。

個人がコンピューターを所有することが
奇跡だった時代に生まれたマイクロソフトの創始者。
個人がコンピューターを所有することが
当然だった時代に生まれたグーグルの創始者。

新しい世代によって生まれた、
次世代のインターネットの会社だと、本書は述べています。

今日はグーグルを褒めちぎってしまったので、
次回は、
「コレを知っておけば読んだも同然、
キーワード特集・(独断&素人編集編)」
です。

ネットに関しては素人の私ですが、
興奮だけでもお伝えできればと思っています。
間違いなどあれば、ご指導よろしくお願いします。



ひらめき
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG

posted by momo at 10:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラーです! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月15日

イヌが教えるお金持ちになるための知恵




ちょっと古い本なので、
「えー?いまさら??」の方も多いと思いますが、
投資のお話が続いているのでご紹介してみました。
小学校高学年くらいから読めちゃうんじゃないかな。
簡単な文章と親しみやすいイラストの本です。
お話も、イヌがお話をして、

女の子にお金との付き合い方を教えるというもの。
イヌが話すんだから、そんな複雑な内容ではなく、すごくわかりやすい。

内容としてはこんな感じ。

11歳の女の子、キーラが主人公。
キーラのうちは、両親がローンに苦しめられていて、
お小遣いも満足にもらえない。

パソコンがほしい、留学したいという夢はあるけれど、
実現するわけもないとあきらめているいます。
そんなある日、イヌを助け、飼う事になります。
マネーと名づけられたイヌが、ある日突然キーラに話しかけました。

もらったお小遣いを全部すぐに使ってしまうキーラに、
お金を3等分にし、3分の2を貯金するように教えるマネー。

金の卵を産むガチョウの話をして、
すぐに使ってしまうことは
ガチョウを殺してしまうことに等しい、と言います。

それから、キーラは
「成功日記(その日、成功したことだけを書く日記)」
により自信をつけ、ビジネスを起こします。
(イヌの散歩なんだけどね)

マネーの教えどおり、お金を貯め、
やがて投資信託を買うことを知ります。

キーラが成長するにしたがって、
いろんなお金持ちの大人が出てきて彼女を助けます。

投資信託についても詳しく説明していて、
私はこれ以上に投資信託について
簡単に説明した本を読んだことがありません。

最後には、両親のお金の問題も片付いて大円満。
ドイツの本らしい、堅実なお金の本です。

よく売れた本なので、
今ではBOOK OFFで105円で買えることがあります。
アマゾンでは中古でよければ90円くらいでした。
その値段で読めるなら、
読んでも損はない良書かと思います。



ひらめき
あなたのメールボックスに、このブログが届きます。
平日日刊。
メルマガだけの「前フリ」も好評です♪


まぐ2.JPG







posted by momo at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラーです! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。