2012年11月02日

おれ、バルサに入る!






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2011年12月29日

夢をかなえる。 思いを実現させるための64のアプローチ








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2011年05月24日

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣







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心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣  長谷部誠
¥ 1,365  幻冬舎 (2011/3/17)

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さわやかなブルーの表紙にどどーんと男前の横顔。長谷部選手の
お顔が印刷された帯が巻かれているのだ。いや、よう似合ってる。

私は基本、本は読めさえすればいいので、その辺にはまるでこだ
わりがない。でもこの本に関してだけ言えば、手に入れるなら帯
つきであるほうが絶対的にいいと思う。いい横顔だと思う。

中身もよかったよ。ワールドカップの大舞台で、日本代表のキャ
プテンを勤めた長谷部選手の日々をつづるエッセイ。

活躍の秘訣、心がけていること。若者らしい、素直なお話だった。
先日ご紹介した三浦選手とはまた一味違う、繊細さが感じられた。
朴訥、実直。

長谷部選手には「気がついたら眠っていた」ということがないの
だそうだ。「寝るぞ」と意識しないと眠れない。

そして寝る前には、必ず三十分間、リラックスする時間をとるよ
うにしている。お香を焚いたり、アロマオイルを首に塗ったり、
「心」のメンテナンスを大切にしている。

長谷部選手にとって「心」は特別なものだ。メンタルというのと
は少し違う。車でいうところのエンジン、ピアノでいうところの
絃。調律する、という言い方が一番ぴったりくる。

テニスラケットのガットを調えるような感覚。その意味で、本書
のタイトルを「心を調える。」にした。

彼は自分を、取り立てて目立つところがない選手だと分析してい
る。華やかさ、鮮やかさにおいては他に及ばない部分も残る。

だがだからこそ、組織の穴を埋める選手でありたいと考えている。

あるとき、ドイツサッカー界の有力者、へーネスさんが彼のプレ
イを見る機会があった。そのとき「あまり印象に残っていない」
と感想を述べた。

長谷部選手の代理人は、そのへーネスさんにこんな進言をした。
「確かに、マコトのプレイは目立たないかもしれない。だが90分
間、彼のポジショニングを見ていてくれ。貢献の度合いがわかる」

後日、へーネスさんは代理人に、最初の見解が誤りであったと伝
えてきたという。いわく「マコトは組織の穴を常に埋められる選
手だ。リーグ全体を見渡しても、彼のような選手は貴重だ」

いつも平静でありたいと思う。最悪の状況を考えながらプレイを
している。

ワールドカップのパラグアイ戦、日本がPKで敗れた直後の写真が
掲載されている。

ピッチに伏す本田選手、無念の顔の長友選手。力尽き、皆がしゃ
がみこむその瞬間に、長谷部選手は立ってゴールへと歩み出して
いた。まっすぐに顔を上げ、すがすがしささえ漂わせて。

このときのことを、長谷部選手はこう振り返る。

「負けを想定していた、というのが一番正しいのかもしれない。
自分はいつも、心が乱れることがないよう、悪い状況を考えて備
える癖がついている。だがそれは逃げではない。覚悟を決めると
いうことだ」

だが後になってみると、全力でやったのだから、悔いはないと感
じたようにも思われた。みんな精一杯、持てる力を出しきったの
だから。


好きなお香の紹介や、大好きな歌手、ミスターチルドレンの曲解
説など、なんかかわいいなあと思わせられる箇所もある。素直で、
不器用なお人柄も伺える。

失礼に当たるかもしれないが、女性が苦手というところにも好感が
持てた。そうだろなあと思わせられる部分、ある。

若い人には大変よい指針の書となるのではないか。等身大で、前
を行く人の姿が見られる。












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2011年03月15日

やめないよ








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やめないよ  三浦知良
¥ 777  新潮社 (2011/1/14)

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サッカー選手、三浦和良さんのエッセイ。日本経済新聞に連載し
たコラムをまとめたもの。2006年から2010年まで。

一つ一つも短い文章ながらとてもすばらしい。ブラジル時代のこ
と、ワールドカップのこと、日々の練習のこと、さまざまにつづ
られている。

だけど今日は、冒頭、プロローグの部分を主にご紹介してみたい。

「なんでカズさんは、いつもそんなに高いモチベーションを保っ
ていられるのですか?」

こう問われることが多いのだそうだ。引退はいつなのかと、ほの
めかされることもある。

だが彼は、引退のことなどこれっぽちも考えていない。「カズさ
んらしいタイミングで」と言われることもあるが、そもそもタイ
ミングを図って引退、という選択肢がない。先のことを考えるこ
とは、実はあまりない。

今日も一生懸命、明日も一生懸命。その連続だった。どのチーム
に移籍しても、それだけを考え、今につながっている。

最近は「そんな風に生きてきて、終わりももう近いのかな」と思
うことがある。長年の疲労が、体に蓄積している。使いすぎて削
れてきた、という感じがある。

しかし練習は、若い選手と同じメニューをこなしている。試合で
は90分、フルに戦える体を作ることに専念している。

「試合には10分しか出ないのだから。10分もつ体を作ればいい
じゃないか」

そう考える人もいるかもしれない。だがそんな器用な生き方はで
きない。サッカー選手の仕事とは、試合に出るだけではなくて、
日々の苦しい練習を耐えることでもあるのだ。

試合に出してもらえずに、悔しい思いをすることはある。怒りを
覚えることだってある。だったら苦しい練習なんか、やめてしま
えばいいと思う。特に年をとると、そう思いがちになってしまう。

だけど次の日練習をすると、汗をかいてアイディアがわいて、自
分が再生されるのがわかる。試合に出られない悔しさも含めて、
サッカーを続けられることが楽しい。

そう、楽しいのだ。モチベーションを高く保つ秘訣。その答えは、
楽しいから。その一語に尽きるように思う。

ブラジルにいた頃は、遠征のたびに長時間バスに揺られた。10時
間も、20時間も。みんなでバスに乗って、ご飯を食べて、サッカー
をして。それが楽しくて現役を続けている。

10代の頃から、20代の頃から、気持ちはまったく変わっていない。
そういうことを続けてきたら、25年という月日が経っていただけ
ということ。

2006年、W杯メンバーの選考に漏れた選手についてのエッセイが
ある。ご自身の気持ちについてもふれている。

W杯はサッカー選手にとって、かけがいのないもの。誰もが目指
す高みであるが、それだけがすべてではないと考えている。サッ
カー選手としての職が失われるわけではない、プレイする場所は
まだ残されている。

であれば、その場所でまた一生懸命、上を目指して戦えばいい。
どんな試合からだって、感動は得られるし、与えられる。新しい
チャンスを求めて、まだまだ最後まで。最後まで粘りたい。


カズさんは「今日も楽しそうだったね」と、見ていた人に言われ
たいのだそうだ。といって、楽ばかりを求めているわけではない。

厳しい練習にも耐え、プライドをかけて体を作り、選ばれずとも
腐らず、発奮し、そんなこともすべて含めて「楽しい」と言える
ようになりたい。


実はこのメルマガを書くときに、私は「この本はプロローグだけ
でいい」と、夫がいる前で言ったんだ。すると彼は「それは手抜
きではないか」と返した。

そんなことはないよ。この冒頭の文章に、彼の考え方がぎっしり
つまっている。十二分、感銘を受ける。

新書。なんだか腐りそうになったときに、ぜひプロローグだけで
も、手にとって読んでみてほしい。腐っとる暇なんかないがな、
と、背筋がしゃんと伸びる本。












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2011年02月18日

佐藤琢磨終わらない夢―F1との決別、もうひとつの戦場ヘ







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本日は ◆さわやか、スポーツ系

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佐藤琢磨終わらない夢―F1との決別、もうひとつの戦場ヘ  
松本 浩明  ¥ 1,500  三栄書房 (2010/11/30)

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佐藤琢磨。この人に対する私の印象は「うさんくさい笑顔の人」
というものだ。

好青年である。アスリートらしい鍛えた体。さわやかな口元。発
言はいつも前向きで、ファンを思いやるものばかりだ。

だが目が笑っていない。笑う形をしていても、いつもどこか、チ
ンピラみたいな凄みが残されている。ああ俺、いつでもやる気な
んだぜかかってこいよ、ボッコボコにしてやんよ。そう言ってい
るように見えて仕方がない。ファイターの目なんだよ、こええ。

世の中には、才能だけではあがっていけない場所がたくさんある
と思う。運も必要だ。そしてこの人には、なんだかんだで運が足
りない場面があるような気がする。

佐藤琢磨は2001年、ジョーダン・ホンダでF1デビューを果たす。
02年には鈴鹿で5位入賞。輝かしい実績を残したが、08年には所
属していたチームが解散し、シートを失ってしまう。

09年にはトロロッソ・チームへの加入が決まりかけたが、ロシア
人ドライバーに敗れて、F1に戻ることはできなかった。

なんや、難しいことがあるらしいわ。ドライバーになるには、政
治力や資金力がいる。スポンサーの後ろ盾があって、チームに経
済的に貢献できないと、雇ってもらうことはかなわない。

ロシア人ドライバーの背後には、潤沢なロシアマネーが控えてい
た。技術は決して劣らなかったと自負している。

カーレースの業界では、やっぱり花形はF1だ。銀座の寿司屋みた
いなもんだ。その厨房に立つことが許されなかった佐藤琢磨は、
活躍の舞台をよそへ移すことを決意する。

アメリカのインディーカーだ。どうしてもレースに出たかった。
場所は変わっても、先の例なら地方に下っても店を変えても、一
線で働くことを忘れたくなかったのだ。

KVRTというチームが彼を受け入れた。急だったので、準備が十分
にできなかった。初戦のブラジルでは、スタート直後にスピンし
てリタイア。悔しい結果となった。

その後も車の不備による無念のリタイアが続く。波に乗りきれな
い苦しさがあった。

インディーカーにはオーバルコースというレース場がある。競輪
の競技場のように、すり鉢状になったサーキットだ。F1では見ら
れない形状で、琢磨にとっては初挑戦に近いものだった。

とにかく、レースは経験が物を言うようだ。コースの状態、作り、
そんなものを熟知していないといけない。なのに練習の日に、暴
風雨が襲った。誰よりも長くコース上にいたいのに、これも無念。

しかしこの初めてのオーバルコース、カンザスサーキットでは琢
磨は入賞を手にしかけた。4番手、5番手争いに加わることができ
たのだ。

しかも競っていたのは同じ日本人のドライバーである。日本から
来たマスコミは色めきたった。皆の期待を一身に背負い、走り続
けるが、衝突。

死角となっていた、女性ドライバーからのもらい事故だった。

「いい経験でした」と琢磨は語る。「ファンの皆さんには申し訳
なかったけど、手ごたえはあったし、難しさもわかった。手の皮
もむけたしね」

必死でハンドルを握っていた手は、擦り切れて、皮がめくれてい
たらしい。それでも琢磨は「楽しかった」と言い切っている。


ファンの方向け。カタカナが多く、基本的に「これくらいわかっ
てるよね」という、暗黙の了解の下で話が進んでゆくからだ。
レース用語など、詳しい解説は特別にはない。

といって、難解というほどでもない。基本的にはしぶとく、たく
ましく世界で戦う青年の物語、というところだから。

「終わらない夢」ってのはいいタイトルだと思ったよ。世界に飛
び出て挑戦をして、うまくいかないこともあるだろうけど、どう
かいつまでも前を見ていてほしい。










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2010年12月06日

DVD付ストレッチ大全







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DVD付ストレッチ大全  有賀 誠司
¥ 1,418  成美堂出版 (2010/02)

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というわけで、世間話のついでに健康ネタを振ってみたら、この
本と「NHKストレッチ」が送られてきた。NHKストレッチというの
もDVD本で、お値段はけっこう張る。

しかし小金を持っている世代だし、とかく健康に使う金は惜しく
ないという風なので、ありがたく受け取ってどちらも一通り試し
てみた。

そんで、気に入ったのがこちらだ。道具を使わなくていい。寝転
んで、もしくは壁に手をついて、いすなど、使うストレッチが少
ないのが私にはうれしい。

DVDで先生のお手本を見ながらストレッチができる。ありがたいこ
とに左右両方、きっちりその時間運動をしてくれるので、声にあ
わせ、画面を見ながらストレスなく体を動かすことができる。

メニューもいろいろ。朝夕のストレッチ、部位別、悩み別(肩こ
り、腰痛など)、体幹を鍛える運動、有酸素運動、体全体のスト
レッチなど、好きなところから再生して使えるのがまた便利だ。

運動時間は10分程度、気負わずにできるところもまた素晴らしい。

本日は基本のストレッチ、全身を伸ばす運動を簡単にご紹介して
みたい。

お尻のストレッチ。仰向けに寝転んで片方の足を曲げ、腕で抱え
る。左右10秒ずつ。

横腹。寝転んで体をひねり、片方の足を、反対の足をまたいで向
こう側の床につける。膝を手で押さえ、わき腹を伸ばすように。

足の付け根。立って四つんばいのような格好に。そのまま足を前
後に開き、上半身を前に傾ける。後ろの足は伸ばしたまま、太も
もの前の筋肉にストレッチを感じる。

太ももの内側。お相撲さんがよくやる、股割りの要領で。

太ももの前。座って片膝を曲げ、状態を後ろへ倒す。気持ちのい
いところで止めること。

胸を開く。壁際に並行して立ち、片方の手を壁に当てて後ろに伸
ばす。腕の付け根のストレッチ。

背中の横、脇。壁に向かって立ち、両手を壁について背中を曲げ
る。体を九十度に曲げ、壁を押す感じ。

ひじから手首。手を前に伸ばし、手の平を外側に向ける。反対の
手で手の平を押さえ、腕の内側の筋肉を伸ばす。

肩甲骨の内側。両手の平を合わせた状態で、手を体の前に伸ばす。
首を内側に入れ、肩甲骨が伸びる感じを。

首の横、後ろ。首を横に曲げる。左に曲げる場合は右の手を、背
中の後ろで左手で引っ張ってやるとよりストレッチを感じること
ができる。

首の後ろ。仰向けに寝て首を抱え、頭を起こすような感じでスト
レッチ。


DVDのお手本では、先生が同じ動きをしてくださるので流れるよ
うについていくことができる。私程度ができるのだから、難易度
もそう高くはないと言ってもいい、と思う。

10分程度の動きだけど、やってみると案外気持ちがすっきりする
よ。肩こりのストレッチなどは、職場でもできそうなものがある。

ちなみに義母はやっていないそうなので、年末に帰ったら、これ
は太鼓判を押してあげなければと考えている。

くれた人に対して、太鼓判を押すというのも不思議で妙なものな
のだけど、これが現実なのだから仕方がない。おかしなものだ。











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2010年09月30日

心の野球―超効率的努力のススメ






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心の野球―超効率的努力のススメ  桑田 真澄
¥ 1,575   幻冬舎 (2010/06)

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今週は人で始まって人で終わるな。桑田真澄さんの野球論。

自己啓発、もしくは宗教書と言ってもいいような内容の本だった。

彼は今、少年野球の指導をされているのだという。そのせいなの
だろうか。

ご自分の経験を踏まえて、スポーツを志す若者にどんな人間に
なってほしいか、諭すような場面も多く見られた。彼ももう、伝
える立場の人になったのだと、なんだか感慨深い気持ちになった。

桑田氏は、野球をする子供たちに「野球ばかりをする子供」には
なってほしくないとおっしゃっている。

子供には、学んだり遊んだりする時間が絶対に必要。練習だけで
一日を終えるようなことがあってはならない。

そのためには、練習は量をこなすばかりではいけない。だいたい
子供が1000回素振りなんかして、まともにこなせるわけがないの
だ。手を抜くことを覚えるのがオチ。

短時間で集中して、効率のよい練習をする。小さなことでもコツ
コツ積み重ねていれば、突然上達するときがやってくる。まじめ
に継続することが大切だ。

彼が高校生のとき。コーチと濃密な練習をした。コーチが構えた
ミットからボールがそれると、コーチは彼にボールを投げ返して
はくれない。

コーチの後ろにそれたボールを、取りに走ってまた戻り、投げな
ければならなかった。手ぬぐいを振ってろうそくの火を消す特訓
をしたり、ひじのストレッチを毎日するよう命じられた。

その意味はよくわからなかったが、頑張って続けていると突然結
果が現れた。できなかったカーブ球が、急に投げられるように
なったのだ。

このように、努力は毎日続けることに意味がある。無意味に辛い
練習を、体が壊れるまでするのは間違っている。

また子供たちには、挨拶と感謝の心を徹底して教えている。挨拶
ができない子は家に帰らせることがある。道具を粗末に扱う子に
は、厳しく注意をするようにしている。

ご飯を食べさせてくれて、練習に出してくれる両親にも感謝する
よう教えている。そのために両親は、一生懸命働いているという
ことを、徹底して学ばせている。

桑田氏は、移動の間に本をたくさん読むのだそうだ。古典にも目
を通している。野球ができればエリートなのではない。教養があ
り、尊敬される人間にならなければいけない。


理路整然としており、簡潔でとてもわかりやすかった。字も大き
いので読みやすいよ。おすすめ。











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2010年09月08日

氷上の美しき戦士たち







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氷上の美しき戦士たち  田村 明子
¥ 1,680   新書館 (2009/12/10)

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暑いものね。涼しい本。

著者の田村さんは米国在住のジャーナリスト。17年という長い年
月をフィギュアスケートの取材に費やし、さまざまな選手に接し
てきた。

この本では男子選手についてが多く述べられている。

話題の4回転ジャンプ論争についても。

現在男子フィギュア界ではこの4回転ジャンプを飛ぶ、飛ばないで
論争が起きているのだそうだ。

とにかくすごいジャンプだ。プルシェンコ、ヤグディンなどを育
てたロシア人コーチ、ミーシン氏が語っている。「(4回転は)
3回転の延長線上にあるジャンプではない。まったく別次元のもの」

精神的、肉体的なプレッシャーがものすごく、これを試合に入れ
るかどうかはその仕上がりに大きな影響を与える。4回転を捨てて
他を完璧にするか。他を犠牲にしても困難に挑むのか。

2008年ヨーテボリでは、王者となったジェフリー・バトルは4回転
に挑まなかった。ノーミスの素晴らしい縁起であったが、二位の
ブライアン・ジュベールがこれに一言、苦言を呈した。

「ほかの選手は皆4回転に挑んだ。美しいスケーティングに重きを
置くこの採点方式では、難しいことに挑戦するよりも、シンプルな
プログラムをミスなく滑る方が評価される。失望した」

うん。言いたくなる気持ち、わかる。だが王者バトルは「つなぎ
の部分にも力を入れて練習した。フィギュアスケートは全体が評
値されるもの」と、己の考えを語った。

彼の気持ちもわかる。わかってしまう。革新を求める人と、成熟
を求める人。どっちが正しいなんてわけ、あるはずがないよね。

いずれ、バトルのような熟練の演技にプラスして、4回転を飛ぶ選
手が現れるだろうと著者は暗に述べている。パトリック・チャン
の名前を挙げながら、台頭する若手についても記述している。

バンクーバー五輪で銅メダルをとった高橋大輔選手も、果敢にこ
の4回転ジャンプに挑戦した。惜しくも失敗に終わったが、その
挑戦がいかに勇気のあるものだったのか、この本を読んでよくわ
かった。

彼はかつて自分のことを「へたれ」と呼んでいたそうだ。著者が
見ても、実に子供っぽい少年であったという。

しかし彼は、トリノ五輪の出場を機に変容した。これまで負けず
嫌いの性格を見せることを、恥ずかしいと感じていた。だが、荒
川選手の活躍を見て「自分は負けるのが嫌いなんだ。表彰台の一
番上に立ちたいんだ」と考えるようになった。

一方で、織田信成選手はのほほんと人のよい性格であるみたい。
人を喜ばせるのが好き、楽しんでもらいたいというサービス精神
が旺盛で、スケートにも人の目を引くカリスマ性がある。

もう一人、日本代表として出場した小塚崇彦選手は新採点方式の
恩恵を多く受けられる選手だ。新採点方式ではスケーティングの
美しさが何よりも要求される。

祖父の代からスケートに関わってきた、まさにサラブレッドであ
る小塚選手。以後の活躍が期待される若手である。


さまざまな選手が取り上げられ、彼らの素顔、歴史が温かい筆致
で描かれている。

プルシェンコ選手、最初は頼りなくて「ニワトリみたい」だった
というのが笑えた。米国を代表する二人、ライサチェク選手と
ウィアー選手の友情もほほえましかった。

取材の際の苦労や裏話も興味深い。男子フィギュアファンの方は
必読だね。














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2010年07月02日

一歩を越える勇気







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一歩を越える勇気   栗城史多
¥ 1,365  サンマーク出版 (2009/12/16)

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27歳、冒険家。マスコミには「ニート登山家」と書かれたことも
ある。

栗城さんはあるユニークな試みで注目されている。彼は登山の素
晴らしさを多くの人と分かち合いたいと考え、そのすべてをイン
ターネットで配信しているのだ。

山の酸素は薄い。わずかな重さも命取りになるというのに、栗城
さんは4キロ近くある機材を担いで登る。弱音も涙も喜びも感動も
すべて、リアルタイムで中継する。

その試みに、多くの人が心を動かされた。真摯に山に向き合う姿、
自然の前での人の小ささを、ありのままに目にすることができた
からだ。

栗城さんはそれこそが自分の使命だと考えている。夢はかなうの
だということ。あきらめずに挑戦すれば、何かの手がかりが必ず
つかめるのだということ。これらのことを日本の若者に伝えるの
が、彼の最大の目的であるのだそうだ。

山を登るには多額の資金がいる。しかも彼は、ネット中継という
無謀な方法を考えているので、専門的なサポートも必要だ。

栗城さんはどんどん外に出た。まだ無名で実績がない頃から、自
分がやりたいことを人に語っていた。

スポンサーを探すべく、飛び込みで営業も行った。たいていは門
前払いだったが、少しずつ彼のことを覚えてくれる人が増えた。

彼が己の使命を考えたのは、ある経営者からこんなことを言われ
たからだ。「山に逃げてはいけない。山を通して人を知り、自分
の使命を知りなさい」

栗城さんが山に挑もうと考えたのは、彼をふった女性が山が好き
だったからだ。彼女にふられて、栗城さんはしばらく何もしない
生活を送った。山に登ろうと思ったのは大した志があったわけで
はない。だが今は、山に登ることで自分の無力さを知り、感謝の
心を抱けるようになった。

山に登るとき、彼はただ「ありがとう」という言葉を唱え続ける。
山に入ったら、すべては山の神様に任せるしかないと考えている。

疲労も苦労も、山頂に立てばすべて報われる。その喜びの代償で
あるのだから、苦しみはすべて感謝で迎える。

初めて、ほぼ未経験で登ったマッキンリー。生中継で放映したダ
ラウギリ。日記形式でつづられる記録はとても生々しい。エベレ
ストでは無念の撤退となったが、生きて帰る勇気こそ、冒険家に
は必要なのである。


と、ここからは余分なことなので、読みたくない人はパスしてく
ださいね。


まあ基本的には若者らしいいい本ではあったけど、次第に食傷気
味になったのは私のヒネクレのなせるわざだろうかね。

夢とか希望とか、まあちょっと安売りしすぎかな。

ヒマラヤをろくな装備も持たず、背後を銃で狙われながら越えて
いく小さな子供たちがいるわけだ。政治的な問題に触れないとい
うスタンスはまあいいとしても、リアルタイムでそれを知って、
夢と希望の伝道師は何も思わないものなのかね。

リアルと言いながらも、本当のリアルを排除した口当たりのいい
夢と希望。流行の歌みたいな印象がほんのりと残る。

その意味で、自己啓発書と見るとちょうどいい感じの本だった。













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2010年06月25日

BORN TO RUN 走るために生まれた〜ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”







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BORN TO RUN 走るために生まれた〜ウルトラランナーVS人類最強
の”走る民族”  クリストファー・マクドゥーガル
¥ 2,100   日本放送出版協会 (2010/2/23)

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読み出すと止まらず、しかし本など放り出して駆けて行きたい衝
動に駆られた。強烈なインパクトのある本だった。

軽いジョギングに出た著者は、膝に強い痛みを感じて医師にこう
問う。「私の足はなぜ痛むのか?」

医師は答えた。「走ることが問題だ。走ることは体に悪い」

注射を打っても治らなかった。納得がいかない著者はあるとき、
メキシコの砂漠、岩山の中に隠れ住む不思議な民族のことを耳に
する。

タラウマラ族。彼らは走る民族なのだという。彼らの祭りは走る
ことだ。トウモロコシのビールで宴をしたその次の日に、彼らは
唐突にレースを始める。

「普通の」レースではない。彼らは丸二日、厳しい岩山を走り続
ける。特別なストレッチもしない。もちろんナイキの靴なんか
持っていない。彼らがはくのは平らなサンダルだけだ。

タラウマラ族がアメリカで名を上げたのは、レッドヴィルトレイ
ル100というレースで、何度も優勝を成し遂げたからだ。

レッドヴィルトレイル100とは、4680メートルの高低差のある道
のりを、100マイル(160キロ)も走る壮絶なものである。1983年
に始まったそれに、タラウマラ族は参加して、圧倒的な走りを見
せつけたのだった。

残念だったのは、タラウマラ族をコーディネイトしたアメリカ人
が欲深だったことだ。タラウマラ族はレースから姿を消し、その
ことで返って彼らの神秘性が高まることになった。

著者はついで、タラウマラ族に魅せられ、彼らの下でただ走るだ
けの暮らしをしているアメリカ人がいると聞く。その男はカバー
ヨ・ブランコ、つまり白馬と呼ばれているらしい。

著者はメキシコの地へ赴く。麻薬マフィアがたむろする国境付近
の町だ。ろくに電話回線も通っていないその町で、とうとう著者
はカバーヨに対面することになる。

カバーヨは、アメリカ人のランナーとタラウマラ族のレースをこ
の地で行いたいと考えていた。アメリカにはウルトラランナーと
呼ばれる人たちがいるのだ。

ウルトラランナーが参加するのは、街中を駆けるマラソン大会で
はない。森の中、山の中をひたすら駆けるのがウルトラマラソン
と呼ばれる競技なのである。

ここで、ウルトラランナーたちの素顔を追いながら、人が走るこ
とについての考察がなされている。

人はもともと、走るために生まれた動物だ。走る力を生まれなが
らに持っているのである。走ることは本能であり、幸福だ。走れ
ば病気はなくなってしまう。うつ病もがんも、走ることで回復の
兆しが現れるのである。

人は走るから老いるのではない。走るのをやめるから老いるのだ。

進化の途中で、人は走る能力を手に入れた。獣をやりで狩るので
はなく、獣が疲れて倒れるまで人はただ走り、肉を手に入れてき
た。男も女も老人も子供も、皆が走って生き延びてきた。

タラウマラ族の老人が「鹿のひずめが割れるまで追いかけて仕留
めた」と話すのを聞いたことがある。それは真実だったのだ!

では、なぜ現代人の膝は痛むのか。著者は最初の疑問に立ち返る。

タラウマラ族とアメリカ人の違い。ケニアのランナーと現代人の
違い。それは足元を包む文明の利器だ。

最高級のシューズをはくランナーは、安価なシューズのランナー
よりも怪我をする確率が123パーセント(!)も高い。靴底のクッ
ションが、フォームを乱しているのだという。

足はこき使われるのが好きだ。薄い底のくたくたの靴の方が、足
は快適に走れるのである。はだしで駆けてきた人の足は、クッショ
ンのある靴に未だ適応できてはいない。

著者はウルトラランナーを引き連れてタラウマラ族の下へ赴く。
最後で語られるレースは興奮、感涙モノ。


もう最高に興奮した一冊だった。青空の下で読むのはヤバイ。本
なんか投げ捨てて、どんどん走りたくなってしまうだろう。

とはいえ、私は普段ジョギングなんかしないし、突然タラウマラ
族のように走れることがないとちゃんとわかってはいる。

でも、無性に体を動かしたくなる。それが自然な気がしてくる。
翻訳がちょっと、とは思うのだけど、それを差し引いても十分に
楽しい。

最後に本文より、好きな言葉をひとつ。

「疲労から逃れようとするのではなく、しっかり抱きしめること
だ。疲労を手放してはならない。相手を知れば怖くなくなる」




















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2010年06月08日

ボクらの蹴活―夢をかなえた19人の少年時代







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ボクらの蹴活―夢をかなえた19人の少年時代  ¥ 1,470
ストライカー編集部   学習研究社 (2009/07)

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雑誌の記事をまとめたものみたいだ。しかし、ゆるい。こういう
本こそ電子出版で、格安のお値段で流通させるといいんじゃない
かな。紙資源を使うのは…。

サッカー選手19人の生い立ちなど。インタビュー形式。あっさり
としたもので、短いコラムみたいな感じ。その辺が残念に思えた。

タイトルが「シューカツ」とあるので、私はつまり「就活」かと
思ったんだ。今の地位を手に入れるまでの感動的な物語、キャリ
ア形成のための努力や熱意が書かれたものかと思っていた。

しかしよくみるとこれは「蹴活」であって、職を得るための活動
ではない。なんだかなあの肩透かしであった。

岡崎慎司選手 彼のサッカー人生はDFで始まった。FWになっ
たのは、そこにいた選手が転校してしまったから。

次の試合でハットトリックを決めて、以後「なんとなく点の取れ
る選手」と見られることが多い。

高校時代、アルゼンチン代表の通訳をしていた方に指導を受ける。
「お前はダイヤの原石。今はただの石ころだけど」と言われた。
岡崎選手は「ならばもっと上を目指せる」と考えた。

小林大悟選手 父は野球が好きだったが、周りの友達はみんな
サッカーをしていた。小林選手は静岡県の生まれだ。自然にサッ
カーを始めるようになり、次第に頭角を現した。

子供の頃のチームは弱小チームだった。試合に出ればボロ負け。
でも楽しかった。

中学に入るとうまい人ばかりで驚いた。高校は名門校に入り、朝
四時に起きて練習に出かけた。きつかったけど、やめることは考
えなかった。ほかにできることもなかったし、何より好きだった
から。

ビジャ選手(スペイン) 小さい頃からサッカーが好きだったが、
スペインではこれは特別なことではない。ごく普通の子供だった
んだ。

プロになれるとは思わなかったが、希望はしていた。だから、監
督を信頼して、監督の言うことを理解できるよう努めていたね。
子供たちにアドバイスをするとすれば、監督の言うことをよく聞
けということ。あとはサッカーを好きでいること。

ゴールはいつも自然に生まれる。練習と試合で努力しているから。
いつもゴールに向かうことしか考えてないよ。どんなゴールでも
いい。得点が入れば、どんな形のゴールもいいゴールだ。

ジェラード選手(イングランド) よいシュートを打つコツは、
なんと言っても練習、練習、練習だろうね。ずっと居残り練習を
してきたから。

サッカー選手になることを夢見る子供も多いと思う。だけどみん
ながみんななれるわけじゃない。ほかのことも大切にして欲しい
な。学業も怠らないように。

2010のW杯では準決勝、決勝を目指している。サッカー選手のキャ
リアはあっという間に過ぎていく。その間にW杯の優勝と、リバ
プールのプレミアリーグ制覇を成し遂げたいね。


インタビュー形式だけど、短いのであっさりしている。ファンの
方だって、もう知ってることばっかりなんじゃないだろうか。













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2010年05月20日

夢をかなえるサッカーノート






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夢をかなえるサッカーノート  中村 俊輔
¥ 1,500  文藝春秋 (2009/9/4)

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日本代表に選ばれた、中村俊輔選手の個人的なノートを公開する
という企画。

中村選手は17歳の頃からこのサッカーノートなるものを書き続け
ているのだそうだ。

ノートには、サッカーに関するあらゆることが書き込まれている。
目標、試合のイメージ、戦略、反省、他選手のよいところ、悪い
ところ、試合の感想、その他諸々。

もともと、人に見せるためにつけ始めたものではない。非常にプ
ライベートなものなのだそうで、中村選手は本当は、「ヌードを
見せる方がマシなくらい恥ずかしい」と感じているのだそうだ。

その気持ち、よくわかる。日記みたいなものだもんね。しかし、
公開に踏み切ったのは、同じように悩んでいる人たちに勇気を与
えることができればという、前向きな気持ちがあったようだ。

中村選手はいまや、海外でプレーもする花形選手であるわけだが、
もちろん最初からすべてがうまくいったわけではない。

しかしこのノートからは、そうなりたい、そうなるべきだという、
強い意志があったことが伺える。

17歳のとき、「世界で通用するプレーヤーになる」と書いた。そ
れから5年間ずっと、「海外でプレーする」という言葉を書き続け
た。大言壮語、妄想に近いものだったと思う。

そのうち、目標は「海外チームからオファーが来る」と、ダウンサ
イズされながらも現実味を帯びたものになった。長い年月をかけて、
夢を現実にしていったわけだ。

試合前に書くイメージの図も面白かった。ゴール前に人の壁、それ
を超えて飛んでいくボールの絵を、中村選手はノートに書き込んで
いる。

中村選手は、試合の後は一人でホテルにこもってノートに向き合う
のだそうだ。感じたことや今後の目標など、書いて過ごすのが一番
落ち着くのだという。

この辺りはとても共感できる部分だった。私自身も、感情を整理す
るのに、あれこれ書くことがとても好きだから。頭の中で考えてい
るよりも、よほどすっきりする。中村選手の気持ちはほんと、よく
わかる。

しかしながら、だからこそ余計に、そんなすっぴんの自分の姿なん
て絶対に人にさらしたくはないと私は思う。中村選手が公開に踏み
きったことに、心から感心してしまう。

ノートには素直に自分の気持ちを書く。弱いところも見せてしまう。
だからなのか、中村選手は自分を鼓舞する言葉もたくさんそこに書
きこんでいる。

・自分の人生を展望して、ここで満足しないでもっとレベルを上げ
て上でやれるようになる。

・人と比べない。自分は自分。負けてたら勝てばいい。負け犬は一
日でいい。取られたら取り返す。

・自分が浮いていると感じても、力ないと感じても、サッカーがう
まくいかなくても、努力だけはやめてはいけない。カベから逃げる
と次のカベもまた逃げる。

カベを乗り越えようとしているときが一番きついけど一番伸びると
き。


華々しいライトを浴びてプレーする選手も、最初からスーパーマン
ではなかったのだと、改めて感じさせてくれる本だった。

戦略やトレーニング方法など、サッカーをされている方には参考に
なる部分も、上手にご紹介できないのだけど、たくさんある。

正直、私みたいな何も知らない人間には、この本の魅力なんてほと
んどわかってはいないんだと思う。自己啓発的な部分だけを読んで、
肝心なテクニックなんて、まるで理解ができないんだもの。

ほんと、アイスクリームのコーンだけをかじっているようなものだ。
本来の味わいを楽しめているとは到底言いがたい。

それでも、おいしかった。楽しくページを追うことができた。

中村選手が考案した、オリジナルサッカーノートつき。










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2010年03月23日

ラミ流―How to succeed and be positive







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ラミ流―How to succeed and be positive アレックス ラミレス
¥ 1,470  中央公論新社 (2009/09)

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読売ジャイアンツ、アレックス・ラミレス選手のエッセイ。感動
したよ。ラミちゃん、ほんまにええ子や。できた子や!

ラミちゃんが日本に来たのは2000年のこと。お金がほしかったか
ら、マイナーリーグに行くような気持ちで、ヤクルトスワローズ
と契約をした。

そして2008年、彼はFA権を獲得し、外国人枠からはずれることに
なった。ラミちゃんはこのことを、「外国人じゃなくて日本人な
んだって、みんなに思ってもらえるね」と喜んでいる。

ラミちゃんは日本が好きだ。街はきれいだし安全だし、日本人は
親切で礼儀正しい。今では、アメリカに戻っても「早く日本に帰
りたい」とまで思ってしまうほどなんだって。

でも、ラミちゃんだって、最初から日本になじめたわけではな
かった。野球のやり方が、ぜんぜん違っていたからだ。

練習に驚いた。日本人は、アメリカ人よりもずっとハードな練習
をしている。通常練習の後に居残りまでしているのだ。

ラミちゃんは考えた。「ここでプレーをしたかったら、メンタリ
ティーを改めなきゃだめなんだ。メジャー時代のことは忘れて、
自分が今、どこにいるのか考えなきゃ」

余談だけど、これはなかなか難しいことだと私は思っている。特
に、「上から」来た人が「下」の環境になじむのは大変なんだよ。
本当はどっちにも上も下も、ないはずなんだけどね。

メジャーから来たラミレス選手にも葛藤はあったはずなのに、本
当に偉い人だなあと思ってしまった。

ラミちゃんは、みんなに、日本になじむためにたくさんの工夫を
している。試合中に見せるパフォーマンスもそうだ。芸人さんの
ギャグを取り入れたり、はたまた、一般公募でユニークなしぐさ
を募ることもある。

練習も大切だが、彼は精神力を鍛えるのも重要だと思っている。
若い選手には、「明日は別の日」と、常に言ってやるのだそうだ。

失敗しても、明日は違う日が来る。常に前向きで、プレッシャーに
負けないよう、プレーができるようにしておきたい。

野球のこと、奥様のこと、チームメイトのこと。いろいろ書いてあ
るのだけど、少年時代のことを少しご紹介してみたい。

彼はベネスエラの、貧しい街で育った。電気はあったが、電気代が
払えず、なかなか使うことができなかった。食べ物も少なくて、イ
グアナを取りに出かけてワニに襲われたこともある。

このとき、兄が命を落としかけたが、愛犬のユントが飛びかかって
身代わりになった。その兄は、ラミちゃんの遠征費用を稼ぐために、
アルミ缶を拾う仕事を衣装懸命してくれた。

ラミちゃんは才能があったんだね。それにおごったこともあったが、
監督に諭され、チームワークの大切さを教わった。ラミちゃんが今、
みんなと仲良くすることを大事に思っているのは、この監督がいた
からだ。

最初から、できた人ではなかったんだよね。小さいころはかなりの
悪ガキだったみたい。勉強も嫌いで、途中で学校をやめているんだ。

しかし今、キリスト教者になった彼は、起きることはすべて神の采
配として受け止める心構えを身に着けている。日本に来たことも、
異国でうまくいかないことも、すべて受け止めて、自分のできるこ
とをしようと努めている。

環境のせい、人のせいばっかりにしてたらあかんね。そんなことを
考えさせられた。ラミちゃん、あんた、ほんまにできた子やね!



















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2009年10月20日

あなたが変わるまで、わたしはあきらめない






井村雅代さんは、シンクロナイズドスイミングの指導者。

昨年の北京五輪では、中国チームを指導し、
見事同チームにメダルをもたらした。

この本は、その井村さんの指導者としての考えをまとめたもの。
リーダー育成の本だ。

が、中国での悪戦苦闘ぶりも詳しく、
メダルを取るまでのスポーツノンフィクションとしても
楽しむことができる。

昨年中国では、五輪の前に四川大地震があった。
選手の中には四川省出身の者もおり、彼女らは泣いて帰りたいと言った。

井村は彼女らを励まし、
「あんたらが活躍すれば故郷の皆が喜ぶ。
それはあたらしかできんことや」と言った。

井村自身、阪神大震災を経験した身である。

マスコミに、「四川の人にメッセージを」と聞かれたとき、
井村は「今より絶対によくなる」と答えた。

どんなに最悪の事態に陥っても、
前向きにひとつひとつ整理していけば、必ず事態は好転する。

今が底だと思い、座して待つのではなく、自ら行動する。
すると未来は開けるのである。

選手を指導するときにも、井村は同じ考えで望んでいる。

中国でシンクロを指導すると決まったとき、
井村はひそかに期待をしていた。

中国の選手は手足が長く、体が柔らかい。
どんな泳ぎができるかと、楽しみにしていたのだ。

だが、実際に選手に対面してみると、筋肉がない、
長時間練習する癖がついていないなど、驚かされることも多かった。

選手には時間厳守を守らせ、
国際大会でのマナーを学ばせ、一歩ずつ進んでいった。

一度、選手が井村に嘘をついたことがある。

シンクロの選手は体重の管理も重要だ。
中国の選手は筋肉がなかったので、井村は選手に、
必ず食べなければいけない量を指示した。

一人がこっそり食事を捨てるのを見て、井村は激怒する。

井村はいつも、選手にはっきりとものを言う。
指導者にはそれが必要だと考えている。

あれこれ遠まわしに考えたり、
いっそ相手の顔色を見たり、
それではよい指導ができないと思っている。

選手たちが謝りに来て、井村はようやく指導を再開した。

人を教える立場にあって、嫌われることを恐れてはいけない。
自分が正しいと思うことははっきりと主張しよう。


子供の教育に悩んでいる親御さんにおすすめの一冊。
耳が痛い部分もあるが、井村さんのパワーがもらえること間違いなし。

もちろん、シンクロファンの方もぜひ。
華やかな舞台の裏側には、こんな厳しい戦いがあるのかと実感させられる。












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2009年07月07日

ロードバイクスターティングブック







超初心者向け、女性向け。

男性が読んでおかしいということはないが、
お化粧や服の話題も多く、
男性にはあまり満足できる内容ではないと思う。

また、乗り方、選び方といった基本的なことが書かれているので、
もうロードバイクを乗りこなしているという方にも、
あまり役には立たないだろう。

「自転車で通勤、それってオシャレ!あたしも乗ってみたい!
でも、オカンの乗ってるのなんてやなんだもんね!」という、
若い女性の方向けの一冊。

お近くにそんな方がいらしたら、
こっそり(?)教えてあげてください。

さて、ロードバイク。これがけっこう高いんだ。

本書に掲載されているものは、安いものが20万円、
他たいていのものが30万円前後もする。

ひゃあ、ママチャリが何台買えるんだ?!と、庶民の私は思う。

でも、この本いわく、ママチャリとロードバイクは
まったくの別物と考えるべきなのだそうだ。

日本で愛されてきたママチャリは、その名前のとおり、
主婦が買い物に使うことを目的として作られてきた。
かごがついていて、荷物を運ぶことに主眼が置かれている。

だが、ヨーロッパで発達してきたロードバイクは、
目的がレースなのである。

スピードが重視されるため、
かごなどの余計なものが一切ついていない。

ファミリーカーとF1カーくらいの違いがある、と書かれていて、
なるほどそうなのか、と納得してしまった。

また、ママチャリが大量生産品であるのに比べ、
ロードバイクは個人の体格に合わせて調整されて販売される。

オーダーメイドのような感じだと思えばいい。
高価であるのにも理由があるのだ。

体にあったものを選び、ちゃんとしたフォームで乗れば、
シェイプアップの効果も期待できる。
ロードバイクに乗ることは、スポーツであるようなのだ。

ただ、ロードバイクに乗ることには問題もある。

スピードが出るだけに、歩道を走るのは危険である。
車道を走らざるを得ないのだが、
最近ではそのマナーについても問題視されているのが現状である。

でもさ、自転車って、空気を汚すこともないし、
駐車スペースにそうそう困るわけでもないし、
いいことがたくさんあるよね。

並んで走らない、逆走しない、日没はライトをつけるなど、
注意事項も書かれている。

マナーを守った上で、自転車に乗る人が増えると、
町の空気も今よりきれいになりそう。

バイクの選び方、正しい乗り方、よいフォームなど、
写真、イラスト豊富でわかりやすい。

ただちょっと、お値段がお高めかな?という気がしないでもない。

このお値段だったら、
初心者から中級者向けの内容がほしかった、かな?













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2009年06月12日

スーパーアグリ伝説









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2009年05月08日

男道






清原さん、これ、自分で書いてないよね。

文章がとても繊細で、普段から書きなれている人のものだ。
毎日バットを振り回していた人が書く文章じゃない、と思う。

だってあの清原さんならもっと豪快で、すぱっとした文章を書くと思うもん。
違いすぎ。

これを「清原和博著」として売り出す神経がわからんけど、
それはそれ、これはこれなんでしょう。
ま、その辺はよろし。

それにしても繊細な文章で、読ませる一冊だった。

2005年、清原氏が巨人から解雇を言い渡された年から物語は始まる。

その年、オリックスの仰木監督が清原獲得のために動いていた。

仰木氏はそのとき、がんを患っていた。
しかしそんな様子は見せず、
清原氏に会うためだけに神戸から東京に日参したという。

清原氏は、巨人が好きだった。
後に本人が初恋であったというほど、
巨人に対する思い入れが強かった。

清原氏の祖父は、関西の生まれだが、
巨人が好きだったのだという。

孫を膝に抱き、
「日本一になれ。関西一じゃない、
東京で一番になることが、日本一になるということだ」
と語った。

リトルリーグの入団テストに連れて行ってくれたのも祖父である。
清原氏の両親は、電気工事店を営んでおり、
彼の世話をしていたのは祖父だったのだ。

小学生とは思えぬ成績で入団を果たし、
リトルリーグで毎日、練習を積んだ。

清原氏はそこで、基礎となる走りこみの大切さと、
チームプレーを教えられる。

野球の才能があると信じた両親は、
清原氏を名門PL高校に入学させることにした。

この両親というのが、とても素敵な方たちだった。
忙しい時間をさいて、清原氏の走りこみに付き合う母。

その母は、清原氏を天理高校に入学させるために
天理教にも入ったそうだ。

後に、清原氏がプロになって、
節税のために投資や土地を買う、と父親に話すエピソードがある。

父は子に答えた。

「お前は金儲けのためにプロになったのか? 
お前の節税はヒット一本、
ホームラン一本を打つことではないのか?」と。

清原氏の父は電気工事の仕事をしている。
息子と違い、一日働いて一万円ほどの稼ぎである。

汗水たらして働くことの大切さを、よく知っている人だったのだ。

その後のPL学園での活躍、桑田との何にも変えがたい友情、
憧れていた巨人軍の思いがけない冷たさ、
ファンに見放されたときのつらさと、支えられた喜びなどが、
すばらしい筆致で描かれている。

涙が出る。華やかに見えるプロ野球人の人生だが、
辛いことも苦しいこともたくさんあって、
そしてそれを支えるあたたかい人たちがいるというのが、
胸に迫ってくる。


おお、長くなってしまった。
どこの本屋にも平積みになっているものだから、一応ね。

そう思いながら読んでみたのだけど、
いろんな意味で面白かった。

よい本です。文章がいいね。
リズムがよくて情緒的で、盛り上げるのがうまい。
私はこの人の文章がとても好きだ。









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2008年11月27日

石井訓






格闘技、けっこう好きなんである。
もっぱらテレビ観戦だけど。

そんなわけで、話題のヒーロー、
北京オリンピック柔道100キロ超級金メダリストの
石井慧選手の本を読んでみた。

彼の個性的な発言を中心に、彼の生い立ちを語るという構成。

石井君、テレビで見る限り、おどけた発言を繰り返す
ちょっと思慮の足りない子かと思っていたんだけど(ごめんね)、
意外としっかりしたいい子だった。

最初に、柔道をやめて総合格闘技の世界に
足を踏み入れようとする心境を語っている。
これが単なる思い付きではなく、
彼なりの人生観に基づく、浮ついた考えでないことがよくわかった。

彼の人生の目的はただひとつ。

「この地球上で60億分の1になること。
つまり、人類で一番強い男になりたい」

ただ強くなりたい。単純だ。それがすばらしい目標かどうかは各
人の価値基準によると思うけれど、一人の青年がそれを夢見るこ
とをとやかく言う権利は私にはない。

しかし、石井選手は決して恵まれた才能の持ち主ではないようだ。
小さい頃は、運動は何をやっても妹に負けていたのだという。
不器用なのだそうだ。

だから人一倍、いや、三倍、十倍練習をした。

「どうして練習したらいけないの?こんなに練習したいのに」

試合前、休養をすすめる監督に、石井選手はこう言ったそうだ。
怪我をしていても「怪我は病気じゃない」と道場に出てくる。

自分の柔道着は人には触らせない。
自分で洗濯して、きれいにたたむ。
職人が道具を大事にするように、
石井選手も自分の柔道着は大切に扱っている。

そんな石井選手だが、意外とかわいらしい一面がある。

「先輩、一緒に寝て〜」

普段は「俺は世界一!」と豪語している石井選手だが、
試合の前日には、寮で一緒に生活している先輩にこう頼むのだそうだ。

「先輩、怖い、添い寝して〜」

かわいい。けど、ちょっと怖い〜。

石井選手、オリンピックの前には、実はウツ病の薬を飲んでいた。
それだけ追い詰められていたということだ。

天才ではない。この人は努力、努力の人なんだ。
浮ついた様子ばかりがテレビに映るが、繊細な、
そしてストイックな青年の姿がこの本からは見えてくる。

それに彼、実は読書家なんだって。

なんか不思議な人だなあ。

軽い気持ちで読んでみたけど、
読み終わると元気になっちゃった。

そんな本。











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2008年08月08日

フィットネスIQ―知識でカラダを変える本。







この本のいいところは、
現実離れしたトレーニングではなく、
日常生活の中で健康のためにできることを
教えてくれているところだ。

著者の齊藤さんは、10年近く
フィットネスのトレーナーをしてきた方。

彼は日ごろ、フィットネスはトレーナーを接していないときが大切、
と考えている。

私たちはトレーナーの指導を受けたら、
それで素晴らしい体が手に入ると考えてしまいそうだけど、
実際には違う。

トレーナーと一緒にいない、
普段の生活で健康に気を配ることの方が大切なのである。

そのために、フィットネスIQ、つまり、
フィットネスに関する知職を高めようというのが本書の目的。

実際、世の中にはトレーナーの指導を受けられる人ばかりではない。

仕事に、家事に、育児に忙しい毎日の中で、
体のことばかり気にしていられないのが現実である。

しかし、フィットネスの知識を持って、
自分の体と対話する方法を学び、
健康的な生活を送ることは誰だってできる。

いやあ、いいですよ。著者の方が、
フィットネスだけに時間を費せない人を
肯定してくれているのがありがたい。

そうだよね。みんながみんな、
規則正しい生活を送れるわけじゃないもの。

そういうわけで、すすめてくれるトレーニングも簡単なものや、
安価な道具を使ったものが多い。

バランスボールで骨盤を動かす体操、チューブを使うもの。
出張先のホテルの部屋でも行えます、というのがうれしい。
高いお金を支払ってジムへ行け、とは言わないのだ、この人。

ストレッチも、こんなに伸ばすところがあるの、と思うほどいろ
んなところをストレッチできる方法が写真つきで解説されている。

最初にフィットネスに関するQアンドAがあって、
初心者が疑問に思うことも丁寧に答えてくれている。

自転車とランニングマシン、
初心者は下半身しか使わない自転車からはじめたい。

そして、だんだん全身運動である
ランニングに切り替えていけばいい。

筋トレの負荷は、最初は15回が簡単にできる重さのものを。
これも次第にあげていくようにしよう。

トレーニング、やってみたいけど理屈がわからなきゃいや、
という方にもこれはおすすめなのであります。

ダイエットに失敗する人の多くは、
短期間での達成を求める人なのだそうだ。

効果が出るまでには三ヶ月の余裕をみたい。
長期でがんばるためにも、日常に負担をかけないものがいいようだ。







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2008年03月31日

バート・マンロー




まずお詫びから。
今日ご紹介する本については、
私はこの本の魅力を100パーセント
皆様にお伝えすることができません。

難解。
というのも、バイクの改造に関する
専門的な言葉がたくさんでてきます。素人にはきつい。

が、そんな部分が理解できなくても、
このバート・マンローという人の魅力は損なわれることはない。
十分に面白い。

バート・マンロー。1899年、ニュージーランドに生まれる。
機械が大好きで、戦争中には家族を守るために
大砲を自作したという。

1920年、彼はインディアン・スカウトというバイクに出会った。
彼が生涯改造を続け、スピードを追求し続けたバイクである。

彼は機械工学や空力について、
専門的な勉強をしたわけではない。
工場も持っていなかった。

「こうするといいかもしれない」。

そんなひらめきを得ると、ただちにそれを実行し、失敗し、
また新しいアイディアを試してみる。
そんな無鉄砲とも思えるような改造を続けた。

結婚はしたが、妻は愛想をつかして出て行き、仕事もやめた。
それからは休みなしで一日16時間も働き(バイクを改造し続け)、
必要な部品も自分で作った。

普通、部品などはどこかで買ってきたりするのが
当たり前だと思うが、バートはなんと、
自分で鋳型にアルミを流し込んで作っていたというのだから
恐れ入る。

きっと、時間がかかるのは
そういうすべて手作りという作業のせいだと思う。
なんというか、執念と根気の恐ろしさを感じる。

作業場に寝泊りし、ひたすらスピードを追い求めるバート。
彼はバイクの装飾には一切興味がなかった。
少しきれいにしたら、と言われても、
それでスピードがあがるのか?と問い返したという。

彼がアメリカでのレースに参加し始めたのは60歳になる頃。
改造がすぎて、車体がゆれ、ブレーキもまともにきかず、
コースをなぞることすら難しいバイクで、
彼は何度も記録を塗り替えた。

足にやけどをしたり、止まれなくて
大怪我をするのもしょっちゅう。
それでも、彼はスピードを上げることにこだわり続けた。

彼は人懐こくて、けっこうずうずうしい性格だったようだ。
アメリカでバイクを整備するのに、空軍基地に出向き、
そこの工作機械を借りたりするくらいの度胸がある。

まわりを省みず、70歳を超えてもバイクにまたがり続けたバート。
うらやましい一生である。

世界最強のインディアンというタイトルで、
映画化もされているバート・マンローの生涯。

バイク好き、特にご自分でバイクを改造できる人に
はたまらない一冊だ。





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